AチームとBチームの謎?
この記事には、私の主観的な部分もあるので参考程度にお読み頂けたらと思います。
あの子はAチーム。うちの子はBチーム。何故?
どこに違いがあるんだろう?そんな疑問をお持ちの方は読み進めてください。何かヒントになるかもしれません。
補欠0は逆効果?!
まず初めに育成世代では補欠の選手が出ないようにいろいろな取り組みをしています。今はまだレギュラーではないかもしれない、でも将来は?その時に試合経験さえあれば、、、とならないように、なるべく多くの子に試合を経験させなければなりません。
特にジュニア世代では補欠0を掲げ、チーム皆んなに出場機会を与えるよう取り組んでいます。これだけ見ると素晴らしい取り組みですが、子供たちは心も成長過程にいるので、大人がコントロールしてあげないとこんなことが起こります。
選手のレベル差があり過ぎて積極的なプレーができない。低学年ならそんなに気にしないと思いますが、U10くらいになってくると子供もいろいろ考えるようになってきます。気を使いながらサッカーしてもつまらないですよね。
学校で「明日の試合は、お前くるなよ!」と言われてしまった。高学年になると、もっと直接的な表現で伝えてくることもあります。
これでは本末転倒です。サッカーが嫌いになってしまいます。チームを見ている大人がしっかりとコントロールすべきだし、『補欠0』の意味はなくなります。
子供の現状にあっている環境がベスト!
現在、スリーピリオード制だったりその子のレベルにあった環境で、のびのびとサッカーが楽しめるよう環境作りも始まっています。
これには期待するとして、昔からある分け方としてAチームとBチームというものがあります。
Aチーム
ボールの扱いが上手い子、サッカーが上手い子、身体能力が高い子、体が大きい子、など。
Bチーム
まだまだボールに慣れていない子、サッカーが分かっていない子、運動が苦手な子、体が小さい子、など。
これらの違いは、ある程度理解できると思います。その子にあった環境でサッカーをプレーさせるためにはチームを分ける必要もあると思います。ただし、メンバーの固定はダメです。
Q.この子はAチーム?Bチーム?
まだまだボールに慣れていないけど、サッカーが上手い子。この場合はどっちのチームでしょう?
身体能力が高いけど、サッカーが分かっていない子。この場合はどっちのチームでしょう?
体は小さいけど、ボールの扱いが上手い子。この場合はどっちのチームでしょう?
少し、考えてみてください。この子たちは、どちらのチームだと思いますか?その判断基準はどこでしょうか?
A.この子は◯チーム!
Aチームの子とBチームの子、技術、身体能力、サッカーの理解度など、比較してもそんな変わらないケースがあります。
それでは何故チームが違うのか?それはサッカーの目的を理解しているかどうか?がカギになります。
Aチームの子はココが違う!
サッカーの目的は『勝利』です。
単純なことですが、これを理解している子は、ボールを失ったら奪う、ゴールが危なければ体を使って防ぐ、ゴールを目指す、仲間がゴールを決めたら喜ぶ、チームが勝つために考えプレーします。
絶対に勝ちたい!この思いを持ってプレーできる子がAチームに求められる選手になるかな、と思います。
サッカーをやりたい!と思う子供のための環境づくり指導者研修費として使わせて頂きます。ぜひサポートをお願いします。