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【HSPの恋愛】HSPカップルが共依存から抜け出すには…?

HSP同士で恋愛をしている人向けの『HSPカップルの教科書』第2回のテーマは「依存」です。

▶  恋人がいないと寂しくて何も手につかなくなってしまう。

▶ 良くない関係を改善しようと話し合いをしたいけど、お互いに別れる選択肢がないから、結局ウヤムヤになってしまう。

▶ お互いに自立した大人としてカップルでいたい。

こんな方にオススメの記事です✍️


HSPの恋愛全般に言えることですが、恋人の存在が大切になりすぎて「依存」してしまうことや「重い」と思われるような行動などを取ってしまうことが多いです…。

HSPカップルは尚更、依存が進んでしまう傾向があります。
これはHSP同士だと「相手の気持ちが手に取るように分かること」や「恋人としては相手しかいない」と思ってしまいがちなことが理由となります。

でも、依存をしてしまうと正常な判断ができないことや、逆に2人の関係が崩れてしまうこと、人生を前向きに進めていくことが難しくなってしまうこと等が挙げられます。

そこで今回はHSP同士の恋愛をしている方に向けて「依存」状態からの抜け出し方をお知らせしていきます。


HSPカップルの落とし穴−共依存とは?

HSP同士の恋愛で陥りがちなのが「共依存」です。
共依存とは心理学の用語で「お互いの関係性に過剰に依存している」という状況のことをいいます。

「相手」ではなく「関係性」に依存しているというのがポイントで、共依存の関係にあるカップルは「相手との間の関係性」を維持する方向に動いてしまいます。

例えば、DVをする夫とその妻の関係では、この共依存の関係が見られることが多くあります。
よく知られている話ですが、DVをしている夫は暴力を振るった後、急に優しくなります。そして次のような言葉をかけます。

「愛情があるために暴力をふるう」
「(妻)が悪いから暴力をふるう」

すると、日常的なDVによる緊張のせいもあって、妻は「この人には私しかいない」「自分が悪いから暴力をふるわれてしまうんだ」などの考えにいたります。そして、そんな夫との関係性に自分の存在意義を見出してしまうのです。

これがまさに「共依存」の関係です。


HSPカップルが気をつけるべきこと

では、HSPカップルにありがちな共依存関係とはどのようなものでしょうか?

私がHSPの方と面談していて、1番多い共依存のパターンは次のようなものです。

①お互いに相手が最優先になり、しかも、そのことに触れずに関係が進んでしまう。

②結果として社会生活に問題が置きてくる、あるいは関係性について焦りが生まれてくる。

③ストレスが溜まることで正常な判断ができなくなり、より相手に依存してしまうになる。

※①から③を繰り返しながら、互いに精神的に追い込まれていく。

①の段階から常に「2人が共依存であるという事実に触れずに関係が進んでいってしまう」ということが、HSPカップルの共依存の特徴です。

以前の記事でも書いたようにHSP同士の恋愛では気を遣いすぎる余り、問題と向き合うことを避けてしまう傾向にあります。

敏感なHSPですから「共依存」という問題のある関係にあるということには気づいていますが、それを表立ってコミュニケーションを取ることはしません。

その結果、悪循環が続いてしまうということが置きてしまいます。


HSPの強みを生かした「共依存」の解消法!

では、HSPカップルは、どのように「共依存」の関係を解決していくべきでしょうか。

結論から言えば、はっきり「私たち共依存関係にあると思う。これ余り良い状態じゃないから、一緒に抜け出していかない?」と言うこと。

ここで不安になるのが「共依存から抜け出してしまったら相手が離れていかないか?」ということだと思います。

でも互いにHSPだからこそ、この点は心配いりません。

そうした心配も含めて言葉に出して相手に伝えましょう。
相手も同じように考えているはずですし、正直に不安を伝えれば、HSPである恋人もあなたの気持ちを深く考えて、安心させてくれるような言葉や振る舞いをしてくれるはずです。

HSP同士だからこそ、普通の共依存にあるカップルとは異なる方法で抜け出すことができる訳ですね。この辺りの本音を言い合う方法については以下の記事でも書いていますので、是非参考にしてみて下さい。


HSPの「共依存」については、この記事だけでお伝えしきれないことがまだまだあります。
今後もHSPカップルの教科書の中で具体的な対策なども含めてお知らせしていきます。

毎週木曜日に更新する新シリーズ「HSP同士の恋人の教科書」は、そんなお悩みをスッキリ解消するシリーズですので、ぜひスキ・フォローお願いします!

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