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ストレスコーピングと企業のストレス対策

コーピングとは?
 

 コーピングは、cope:対処するするという意味で、ストレスコーピングとは、ストレスに対してうまく対処する為の知識と技術とお考え下さい。コーピングに関しては1984年にLazarus&Folkmanのストレス研究を元に発展してきました。研究ではストレッサー(ストレスの原因となる刺激)によって、人がストレス状態に陥るまでの機序と、それらが精神・身体に与える影響を明らかにする事で、人がストレスによって心身を病み、パフォーマンス落とさないようにするには、どの様な対処が必要か?を述べています。

 そして、個人が社会生活を営む上で降りかかるストレスと、その種類、それぞれの対処に関して理解を深める事、ストレスへのリテラシーを高めセルフケアが出来る様に、教育機会を設ける事を推奨しています。特に企業での従業員のメンタルストレス、健康推進においては、企業の環境整備と、個人のヘルスリテラシーの向上とセルフケアの両立が非常に重要と考えられます。

主なストレッサーの種類
 

 人のストレスの原因となるストレッサーは、外因性(社会や環境)内因性(精神・身体)を主に4つの要因に分ける事が出来ます。まず外因性ストレスとして...

物理的ストレッサー(天候・気温・騒音・異臭・花粉・など)
社会的ストレッサー(人間関係(家庭・職場)・経済変化・満員電車など)

次に、内因性ストレス

心理的ストレッサー(情緒変動・不安・恐怖・緊張・不満・怒り・悲しみ・失望・葛藤)
身体的ストレッサー(病気・怪我・栄養不良・疲労・睡眠不足)

以上の4つのストレッサーの刺激を我々は日々受けて生活しています。

ストレス状態に対する反応


 人の身体はストレッサーによる刺激の蓄積により様々な反応を起こします。今度はその応答を3つのパターンに分けて考えてみます。

心理的反応(うつ・パニック・不眠・自律神経の不調など)
身体的反応(過呼吸・動悸・心疾患・脳血管疾患・生活習慣病:高血圧・糖尿病・肥満・メタボ・痩せすぎなど)
行動的反応(喫煙・飲酒・暴飲暴食・出勤困難・摂食障害・問題行動など)
皆様も心当たり、該当するものがあるのではないでしょうか?例えばストレスによる暴飲暴食は、よく聞く「食べる事がストレス解消になる」というものですし、不安や緊張によって寝つきが悪い、人間関係のトラブルや不満により食欲が減退したり、出勤したくなくなったり、人とコミュニケーションをとる事が面倒に感じたり。

 確認すると、誰が経験する事も多く、珍しいものではありません。しかし、問題はそれらの状況に陥った時に、上手にストレスを解消、発散できずに慢性化してしまう事です。その時に個人のヘルスリテラシーの高さが、ストレスコーピング:対処、対応行動をとることが出来るかに繋がっていきます。

ストレス対策用ヘルス&フィットネスサービス
 

ストレスコーピングと健康の関連に関してご紹介してまいりました。ストレスの蓄積は心身の様々な体調不良、病気に直接的、または間接的に関わる行動を人に取らせることが分かっています。そこで健康分野の専門家との相談、出張指導を活用したストレス対策と健康教育によるヘルスリテラシーの向上を目的としたサービスをご利用ください。

健康セミナー・出張運動教室や専門家との相談・カウンセリングサービスは以下の効果を報告、期待して頂けます。

・個人のヘルスリテラシー(健康情報の正しい理解と行動変容)の向上
・職場のコミュニケーションの活性化
・出張フィットネス(ヨガ・ストレッチ・体操など)の気晴らし型コーピング
・運動による自立神経の安定化(過剰な交感神経、興奮のリラックス効果)

詳しくはホームページをご確認ください!