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日本のバリアフリーは「遅れている」のか?

連日、同じ件に関する投稿となってしまい、申し訳ありません。私にとっては一番のこだわりどころと言っても過言ではない問題なので、いましばらくお付き合いください。

前回の投稿で、私はこう書きました。

本来語られるべきことは、「公共交通機関におけるバリアフリーはどうあるべきか」、また「それをどのように実現していくべきか」ということだったように思います。しかし、多くの方が話題にしたのは、「伊是名さんが取った行動の是非」、そして「伊是名さんの人間性」といった部分でした。

しかし、そんななかでも、本質的な議論=バリアフリーはどうあるべきかを議論してくださろうとする方もいました。

そうした議論のなかで、特に私が気になっていたのがこちらです。

まずは、英国在住の著述家「めいろま」こと谷口真由美さんが、伊是名さん騒動の直後にこんなツイートをされていました。

これを受けてジャーナリストの津田大介さんが引用リツイート。

それに対して、再びめいろまさんが下記の反論をし、さらには海外経験のある方が続々と参戦して、「私が見た海外のバリアフリー事情」を開陳していくという流れとなっていったのです。

あえて対立構図を作りだすわけではありませんが、「バリアフリーは日本のほうが進んでいる」と語るめいろまさんと、「ドイツは日本よりも車椅子フレンドリーだった」と言う津田さんと、いったいどちらの主張が正しいのでしょうか。

もちろん、私も「海外在住」ではありませんが、ロンドンにはAirbnbで部屋を借りて3ヶ月ほど滞在してみましたし、これまで90カ国を訪問した経験から、また何より車椅子ユーザーであるという当事者目線から、この問題についてお話ししてみたいと思います。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
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