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ごめんなさい。私、フェミニストです。


どうもこんにちは、そして
ほんとにごめんなさい。私フェミニストです。

というか正確にはフェミニストという言葉を知る前からフェミニストでした。

なぜ私はフェミニストだと言おうと思ったのか…長いですが経緯をまとめてみました。
私に興味のある方、フェミニスト、フェミニズムってなんだろう?と思う方、フェミニストってなんか印象悪いよねって思う方、いろんな方に読んでいただければと思います。

フェミニスト、フェミニズムって何?って方は
こちらから読んでみてはいかがでしょうか


・・・目次・・・
― ごめんなさいってどういうこと?
― なんで今言ったの?
― なんでフェミニストなの?
― フェミニストという言葉を知る前からフェミニストってどういうこと?
― 差別について




―ごめんなさいってどういうこと?

なんだろう……とくに誰に謝る必要もないのに、ごめんなさいって気持ちになっちゃいました。
私はフェミニストだ。それは紛れもなく、その通りで、事実なのに

それは私がTwitterで言われるような『ツイフェミ』や『クソフェミ』に分類されるからなのか
誰かの期待を裏切ってしまったような気がしたからなのかは分かりません。

よくある枕詞的な『私、別にフェミニストって訳じゃないんだけど……』なのかもしれない
最近批判されていた『なりたくなかったアレ……』的なものかもしれない

もしかして
フェミニストって怖いよねって言われてるから?
怖がられる名称を名乗ってるから?


でも、その“分からない”を置いといても
私はTwitterで言われるような『ツイフェミ』『クソフェミ』の考え方をしているし、その人たちのツイートに影響を受けました。
その人たちのツイートに同意しまくりました。
エンパワーメントされまくりました。

どれだけ攻撃的(?)なツイートだ!と言われていても。この口調の何が悪いの?いくらでも攻撃的な人はいるし、なんならリアルで攻撃してくる男性ならよく見るけど…

そう思いました。

今日からお前は『ツイフェミ』になったのか!最低だな!と言われてしまうのならそれでいい。私は『ツイフェミ』で『クソフェミ』でいい。


フェミニストだと堂々としている方が
今の自分にはしっくりくる。


もしかしたら堂々とできなかった自分に謝りたかったのかもしれないですね。


―なんで今言ったの?

なんで今なのか?それはフェミニズムの勉強を少なからずしたからかな……?本を読んだんですよね。
とは言ってもそんな沢山は読んでないです、6冊くらい……そのうち2冊は途中までしか読めてないです。



あとフェミニストのアカウントをいくつかフォローしてツイート見たり、自分で論文探して読んだりしました。

その勉強するきっかけはなんだったの?って話なんですが、ほんとにたまたまだし、最近のことです。
誰かがRTしたのか、イイネしたのか流れてきた“宇崎ちゃんの献血ポスター”に対する批判ツイートを見た時でした。
今までの自分の感覚に違和感を持ったんですよね、そのツイートを見た時に。


―なんでフェミニストなの?

私の普段のツイートを見てくださってる方々からしたら、それを言うならあなたはヒューマニストじゃない?って思われる方もいると思います。

ヒューマニスト【humanist】 とは
 人間性や人間愛を重んじる人。(ここでは人道主義者・博愛主義者を指しています)


少し日本の制度や仕事の話をしますが、
私が制度のまとめを作ったり、料金表を作るのは
もちろん女性のためだけに作った訳ではないですし、もし私のまとめで助かってくれる人がいるならこんなに嬉しいことは無いです。

たとえそれがどんな人であっても。
人は誰でも尊重すべき存在ですし、権利がありますよね?どんな人でもです。

それが私の芯の部分の考え方です。
ここは変わらない。

(※鍵かけているせいで上記のツイート見れなくなってたらすみません。)



では、なぜ、あえてフェミニスト?

それは私が当事者だからです。

私は過去、セクハラ、パワハラ、モラハラ、痴漢、性暴力、デートDV、いろんな経験をしました。
それが暴力や犯罪だと気付かずに。

もしくは気付いていたけど、自分の中に閉じ込めていました。今でも限られた人にしか話していませんし、警察にも行ってません、被害届も出せませんでした。


これだけでも十分な理由ではあるのですが
まだまだ理由はあります。


宇崎ちゃんの件から表現の自由を深く知ることになりました。
そして私自身、表現を生業とする人間です。本業では公共の場に置く、誰もが見るもののデザインを作っています。

この一件から『女性の主体性』と『女性の客体化』の意味や違いをほんの少しは理解できましたし、その表現がどういう影響を与えるか?をより考えるようになりました。

【客体化とは】
主体の認識・行為などの対象となること。モノ化。

そして私がずっと悩んできた仕事面でも
当たり前のように女性が苦しむ構造があります。


仕事を続けても女性は
キャリアアップできないと言われていたり
正社員になれなかったり
夫婦別姓がなかなか導入されず、フタをあけてみれば約9割の女性が姓を変えていて仕事への影響があったり、
子供が産まれた時の育休取得率の男女差やワンオペ育児の問題等、そもそも会社を辞めなければならなかったり、

そういう会社(辞めなくていい会社、男性も育休取れる会社)に就職すればいいじゃない。そういう人を選べばいいじゃないって思う人もいるでしょう。
果たして“そういう会社”がいくつ日本にあるのか。
場所でも、事業形態でも、変わってくるでしょうし、そもそも無いに等しいくらい、ごく少数でしょう。

分かってはいました。というか自分が大人になったらもう少し生きやすくなると思って、変わると思って生活してきました。傍観者でした。


いずれ変わるだろうと、誰かが社会を動かして
生きやすくしてくれるだろうと思って
見ようとしなかった、見たくなかった、
ガラスの天井が…格差が…
女性というだけでやらないといけない事
女性というだけでやれない事、やろうとしても現実的にむずかしい事がこの歳になってはっきりと見えました。


― フェミニストという言葉を知る前からフェミニストってどういうこと?

前に続きますが、
私はこれらに抗いたいと思いました。
男性の何倍も苦労してキャリアアップするのも
できないことはないかもしれません。

しかしなぜ女性は男性の何倍も苦労しないとキャリアアップできないのでしょうか?

私は女性の働く環境や、ワンオペ育児など
ずーーーっと問題視してました。
Twitterなどで表立って発信はしてきませんでしたが…


女性というだけで家事育児の大半をこなすのもおかしいと思いますし
管理職についてバリバリ育児も家事も仕事も全部できる女に!かっこいい、輝く女性に!
なんて無理です。
仕事ができる男性でもそんなスーパーマン見たことないです。仕事ができても、家の事は妻に任せっぱなし子供に懐かれてないのが悩み。なんて人もいますよね。

突然ですが
男性の育休取得率知ってます?

たったの6.16%です

私が高校生くらいの時、
自分が大人になったら…結婚する頃には…
選択的夫婦別姓当たり前、女性はもう少し生きやすく、社会進出して、社会はもう少し豊かに、弱者も生きやすくなってると思っていました。

大人になってみて、現状がコレでした。

ジェンダーギャップ指数が少し前に話題になってましたね。日本は何位でしたか?

121位(153カ国中)です

※データに間違いがあった等、一部メディアで記事にもなっていますが誤差は121→120で1です。
データに間違いがあった!!このジェンダーギャップ指数は信用できない!!と思っている方は、私のこのnoteは読まなくていいです。
その1の差で日本の女性差別や格差がゼロになることも、今までの差別も、現在進行形である差別もなかったことにはないですから…

妻の姓を選ぶカップルが
どれだけいるか知っていますか?

わずか4%です

まぁこんな風にわざわざ怒りを表すような、
発信は滅多にしませんでしたが、ずっと心の中では怒ってました。
というか大体私は心の中ではずっと怒ってますよ。

当事者意識持とうよ。想像力持とうよ。
ってずっと思っています。

でもその怒りの中から私は自分ができることを探しますし、言葉を選んで発信しています。一応それが私のスタンスなので。
時には私が当事者になることもありますし、
その立場にならないと見えない景色がたくさんあります。

基本的に私が何かを作る時、そしてそれを発信する時は怒りが原動力になっている事が多いです。

ここまで読んできてどうですか?
逆によくこれまでフェミニズムにぶち当たらなかったなこの人…と思いませんか?

よくフェミニズム知らずに生きてこれたな
この人…って思いません?

知らなかったの?!?って思いませんか?笑


私もそう思うんですよね。
それ故に、フェミニズムにぶち当たった時から
あ、私フェミニストじゃん。と気付くまでそう時間はかからなかったです。一瞬でした。

フェミニストという言葉を得ただけで
勉強しているだけで
今までの私となんら変わりはありません。
昔から怒ってるし、今も怒ってますよ…

けど私のTwitter見たことある人なら
その怒りがどういうものか?
その怒りをどういう風に私が表現しているか?
を分かってくれていると思ってます笑

それでも私がフェミニストであるということを受け入れられない、もしくはフェミニストという言葉を見ただけで攻撃したくなる人もいるかもしれません。
そんなに不快なら私のことをブロックしてください。無理して見なくていいのです。私の事を嫌いになってください。


― 差別について


コロナ禍もあり、また#BlackLivesMatterのハッシュタグ運動もあり、
私も差別についてより深く考える機会が増えました。とくに、今はSNSでたくさんの生の情報に触れますよね。

私もまだ勉強し始めたばかりです。
むしろ知らないことのほうが多いです。
つい、こないだまでアパルトヘイトを知らなかったくらいです。勉強不足で本当に申し訳ないと謝りたいです。

【アパルトヘイトとは】
南アフリカ共和国で行われていた人種隔離政策。約2割の白人支配層が非白人を差別し、居住地区を定め、異人種間の結婚を禁じた。参政権も認めなかった。1960年代から反対闘争が激化。91年にアパルトヘイト関連法が廃止された。


私はこれからこういう問題も勉強しつつ、
また誰かのために少しでも役に立つものを作っていきたいと思っています。
表現の力は偉大だと思って、手を動かしていきたいと思います。



そしてみなさん、私が1番言いたかったことです。


私と一緒に勉強しませんか?
私と一緒に学びませんか?


私もまだまだ勉強し始めたばかりです。
知らないことは恥ずかしいことじゃなく、これから勉強していけばいいことだと思っています。

興味を持って学んでいきませんか?


実は1ヶ月に1回くらいは、
勉強会とかできたらいいなと思ってまして…

ただフェミニズムやフェミニストという言葉自体が差別主義者に攻撃されやすいので、(私は特に顔出しもしていますし)オンラインでコミュニティを作るのは難しいのかもしれないと思っています…

細かいところは何一つ決まっていませんが
いずれは勉強会やコミュニティ形成などやっていきたいなと、そこで出た意見をクリエイティブに昇華できたら…とも思っています。

できれば
一緒に勉強したいです!
なにか一緒に作りたいです!
などの言葉をもらえたら、とても嬉しいです。

本当にまだ何も決まっていないのですが…
なにかできるといいなって思って
いろいろ考えときます

ここまで読んでいただき
ありがとうございました!

最後に、
フェミニストだ。とTwitterで名乗る、表明すること自体を私はまだまだリスクと捉えています。
もう少し差別の無くなった世界になれば
堂々としていられたと思いますが…

理由は“フェミニストだ”というだけで
特定や晒し、攻撃、誹謗中傷などをしてくる人間がいるからです。
実際それでフェミニストだという事実を取り下げる人、アカウント凍結に追い込まれた人、性的な嫌がらせをされている人を見てきました。

ですのでアカウントの情報を整理するために
(2014年から運用していたアカウントで、何も考えずに個人情報垂れ流していた時期があった為)
しばらく鍵をかけます。

もしくはまったく新しいアカウントを作ろうか迷っています。そこら辺も鍵アカ期間中に決めたいと思っています。

悪しからず、よろしくお願いします!


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