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見えてきた「今後の向き合い方」

前回のnoteを投稿してから約2ヶ月ほど。最近は自分の人生について考える頻度も増え、この先何に注力するのか?という問いに対する考えが進展しているなと感じる。そんな今だからこそ言葉として残しておきたいことがあると思い、このnoteに思うがままに書き連ねてみることにした。


本当の意味で深く向き合いたいテーマ

興味関心の幅が広く、比較的色んなことに問題意識や違和感を持ってしまう性格ではあるけれど、やっぱり原体験やこれまでに強く感じてきた違和感を振り返ると目先で向き合いたいテーマははっきりしているなと感じる。

それはやっぱり『人の持つ能力や可能性が最大限活かされ合う社会を作りたい』ということ。中高時代、生まれ育った境遇によって能力活用のチャンスが大きく制限されてしまうことを肌で体感したし、その悔しさは未だに忘れられない部分がある。また、社会構造上致し方ない部分があることは一定理解しつつも、一人一人が持つ意欲や能力が上手く活用されておらず、たくさんの可能性に蓋がされていたり富の循環が上手くなされていない仕組みに憤りを感じることもある。

もっとフェアに一人一人の能力を活かし合える社会であってほしいし、その実現のために変えないといけないことが山ほどあるんだろうな、と学生ながらに考えていた時期だったと思う。

そして大学で経営学・特に人的資本管理を研究する中で、「働く」を支える企業組織の中でまだまだ『人財活用』という概念自体がスタンダードになっていないこと・また各組織でその実現のための明確な方法がまだ確立されていないことを目の当たりにした。またそれと同時に、働く個人側も自分自身のことやキャリアのことを深く真剣に考えることが当たり前ではない状況を知り、個人・組織双方に強い危機感を覚えた。

社会人になってこれらの領域についてより考えることが増える中で、自身の中にある問題意識はより大きく濃くなっていったし、まずはこのテーマについて深く探究してみたいとより強く感じるようになっていった。

テーマに対する自分なりのこだわり

そして『人の持つ能力や可能性が最大限活かされ合う社会を作りたい』というテーマに向き合うにあたり、自分自身がこだわりたいことが主に二つある。

一つは『人財活用という領域に関わる課題について誰よりも深く探究し続ける人でありたい』ということ。このテーマを深掘り続けること自体に個人的なやりがいを感じる部分もあるし、何よりも複数の視点から各領域の本質をより掴みにいきたいという思いが強い。

そしてもう一つは『一つでも多くの組織に人財活用を定着させるために、事業を大きく伸ばしていける人でありたい』ということ。シンプルに一つの組織にとことん入り込んで制度や仕組みを整えることだけでなく、それをできる限りたくさんの組織に広げ定着させていきたい。人財活用が組織運営のスタンダードになるような、そんな社会を形作っていきたい。

背景にあるこの2年の経験

そして、上記のように「テーマとこだわり」を可能な限りシャープにできた背景としては、この2年の本業での経験が大きかったなと感じる。

元々入社当時に真っ先に経験したかったこととしては、①一社でも多くのお客様の課題に触れ「人財活用」の実態について解像度を高めること(=人財活用の現状について、アカデミックな視点のみならず実務的な視点も交えて正しく認識できるようになること)②人財活用を促進するにあたり必要な価値提供の形を模索すること(=今存在しているサービスでこれからの未来を形作っていけるのかを自分なりに確認すること)③各職種にできる限り広範に関わることで自分の立つべき場所を探し求めること、主にこれら三つに集約されるのではないかと感じる。

そして実際に機会に恵まれ、この2年間の中で自身が積みたいと感じてきたことは大枠経験できたのではないかと思うと共に、各経験を通して見えてきたものがある。

①については、想像していた以上に組織での人財活用はまだまだ道半ばでこれから開拓していく領域であることを実感した。それと同時に各組織ごとに理想とする形が異なるからこそ、実務的な観点で具体事象を見るのみならず、抽象化してアカデミックな視点も同時に持ち合わせる必要性も感じるようになった。

②については、現在存在しているサービスで土台は形成できるものの、まだまだ追加開発や新たな価値創造は必要であることを学ぶことができた。

そして③については、お客様とのコミュニケーション方法は異なるものの、目指したいゴールイメージをvisionとして描き→現状とのgapから課題を洗い出し→解決に向けた戦略と戦術を練り→実行に移し→再現性を保てるように仕組み化する。という観点でどの職種も本質的には同じことをしていると体感することができた。そして何よりも、自分個人としてはどの職種も選り好みせずやりがいを持って向き合えると考えられるようになった。(入社前はマーケの経験しかなくその領域のイメージしか持てなかったものの、セールスをするようになってその面白さと価値を実感し、カスタマーサクセスと連携する中でCSへの解像度も深めることができた。)

今後チャレンジしていきたいこと

ここまでを総括すると、今後チャレンジしていきたいこととしては主に『人財活用・人に関する探究』と『複数視点からの事業伸長』。

①本業
・『探究』人事領域における知見を深め、各領域の実態と課題を探究し続ける。(→より複合的な観点でお客様の課題解決に向き合う)
・『事業伸長』人財活用のあり方を模索し、複合的な観点から新しい価値を生み出し続け事業成長へ最大限の貢献をし続ける。

②自身の事業
・『探究』自分の思う理想的な組織像を具現化し、実務観点での業務解像度をより高め続ける。
・『事業伸長』個人側の視点に焦点を当て、価値観を広げ深い自己理解を行える仕組みを整え続ける。

この2年間の中でどこに身を置くべきか?模索を重ねてきたけれど、やっと少しずつ道が見え始めてきた感覚がある。今見据えているのは少し腰を据えて取り組みたいテーマでもあるため、今後のステップも含めて色んな選択肢を考えてみようと思う。


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