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012  niaoniao鳥鳥炒菜店

完全予約制の炒めもの専門店。

【お勧めシーン】 仲が良くて食の好みも合う友人同士2〜3人での普段の食事
【こんな人に】 辛いもの好き、地元人気重視、現地の流行を知りたい、現地カリスマオーナーに興味、向こう数週間の予定がわかる

お店を出すごとに大当たりし、行列店を複数経営していて、しかもどのお店も全部ジャンルが違うというすごい人・提子さんのお店。カフェの印象が強いけど、ここ『niaoniao鳥鳥炒菜店』は「正宗四川爆炒(四川料理の炒めもの)」だけという攻めたお店。
店内奥のオープンキッチンではベテラン炒めもの師が中華鍋を操っており、カウンター席ではそれを眺めつつ生ビールを飲むことも。
メニューは炒めもの類と麺一品のみ。なかでもお勧めなのが「干煸脆肥腸」(92元)。激辛モツ炒めという、好き嫌い分かれそうな逸品だけど、好きな人ならびっくりするおいしさ。まず、炒めものなのにモツがものすごく「脆(クリスピー)」。外カリカリで中ジューシーなモツなんて食べたことがなかった。1〜2個で口の中が辛さで感覚なくなるけど、ビールとともに食べ続けてしまう。2〜3人での飲みならこれ一皿でも永遠に飲んでいられる。

「干煸脆肥腸」(92元)。カリカリジューシーなモツ炒め。

一見おしゃれでこじんまりしたお店なのに、このメニューのガチ感。上海になかった四川料理を掘り起こした感がすごいなーと思う。なので、オープンから現在まで完全予約制。微信で『FINEbyFINE』をフォローし、そのなかの予約フォームのみで予約できるシステム(向こう数週間埋まっていることも)になっている。1人だと量が多いので、本当に食の好みが合う人、ドタキャンしたりしない友人を誘ってぜひ。


<これもお勧め>

「猪油渣上海青」(35元)。豚の油かすと青菜の炒めもの。油の香ばしさが野菜によく絡んでいる。
「自制泡菜」(サービス)。四川風の自家製漬物。セロリとキャベツ。酸っぱ辛さにハマる。
「川味家庭鶏絲涼麺」(42元)。辛い料理ばかりなので締めは冬でも冷麺。ほぐした蒸し鶏入りのまぜそば。

<DATA>
上海市黄浦区南昌路165号
地下鉄1、10、12号線「陜西南路」駅4号出口から徒歩約6分
17:00-23:00 ※木曜定休(不定休)
☆微信の公式アカウントから予約を。電話する、店頭に直接並ぶなどはできません。

(掲載日:2023年12月31日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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