真冬の身体測定

私が通っていた小学校の身体測定は、パンツ一枚での測定でした。

測定中だけでなく、教室でパンツ一枚まで脱ぎ、保健室までパンツ一枚で歩いていくという恥ずかしいものでした。

女子はだんだんとおっぱいも大きくなってくるのに、ブラジャーをつけるのも禁止で、低学年のときはパンツを手で隠していましたが、高学年になるとみんな胸を手で隠していました。

私が6年生のときの1月、空前の大寒波がやってきて、雪の降る非常に寒い冬でした。

その月の身体測定では、パンツ一枚では寒すぎるということで、教室から保健室への移動では上の服を着てもいいことになりました。

とはいえ、ブラジャーなどの下着は着用禁止で、半袖シャツ1枚のみ許可されました。

半袖シャツがない子は体操服を着るように言われました。

みんな上の服を下に伸ばしてパンツを隠していました。

ところがその日は体育もない日であり、私はワンピース型の服に上着を着て着てしまっていたので、上に着る服がなく、仕方なくいつも通りパンツ一枚になりました。

周りを見ると、パンツ一枚なのは私だけで、他の子はみんななんらかのシャツを着ていました。