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好きな桜の俳句から

もうお花見しましたか? カオスな世の中ですが、桜を見ると癒やされます。桜の俳句は昔から沢山あって、素晴らしい句も枚挙に暇がありませんが、私の好きな句を少し集めてみました(順不同)。あなたの好きな句はあるでしょうか。


新しき道生まれおり朝桜           寺井谷子

朝桜少年の声ひとり澄む           大嶽青児

朝桜匂はば吾子の制服も           西岡正保

海といふ大きな瞳朝ざくら          朔多恭

どこからも離れて一樹朝桜          角光雄

漸くに一人通る朝桜             波多野爽波

眠たがる人にな見えそ朝桜           園女



人影や月になりゆく夕桜             抱一
水の上を水走りけり夕桜             岩垣子鹿
月いまだ和紙の淡さや夕櫻            手島靖一
抱きしめて幹また幹や夕桜            仙田洋
転生の猫が見上げる夕桜             佐藤和夫
心寄せれば離れゆく夕桜             湯川雅


夜桜や天の音楽聞し人              一茶

公園の櫻月夜や瀧の音              泉鏡花

夜桜を思ひ寝にせむ雨の音            小沢碧童

桜月夜一所懸命帰宅中              池田澄子


最後に私が一番好きな桜の句

さまざまのこと思ひ出す桜かな         芭蕉 


★他にも俳句、短歌の記事あります。よろしければどうぞ。



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