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可愛い? 不思議? 怖い? ミラクル動物・コウモリの世界

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コウモリ愛好家です。実はとても可愛くて賢いミラクル動物なのに誤解されがちなコウモリの驚きの魅力能力を紹介中。日本のコウモリが感染症の原因になった事はないですよ。一般人ゆえ、分から… もっと読む
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コモ活シリーズ---レッドデータ(環境省)で見る、日本のコウモリ

上は、住処にしている樹洞のある木が環境破壊等で減り、世界でも日本でも減少しているヤマコウモリ。 日本は南北に細長く、北海道のような寒冷地から沖縄のような温暖地まで含まれるため、オオコウモリを含めて現在35種類ものバラエティ豊かなコウモリが生息する、実はとてもコウモリに恵まれた国です。 しかし、森林伐採、環境破壊による生態系の変化、農薬や化学薬品、近年では山を切り開いて作られる太陽光発電や風力発電(コウモリが巻き込まれる危険が高い)、街灯のLED化による(餌になる)飛翔昆虫

コモ活シリーズ番外編---それ、本当にエコですか?(風力発電) SAVE BATS!

前にお知らせしたように、必要があれば単発でコモ活シリーズを配信していきますね。 上の写真はタービンに巻き込まれて死んでいる北米のコウモリの一種(出典) 私は一般人愛好家なので、分からないことはコウモリ専門家の友人に教えて貰っています。 エコの名で世界中で展開されている太陽光発電や風力発電。しかし風力発電のタービンには年間、膨大な数のコウモリと渡り鳥等の野鳥が衝突して命を落としています。北米ではコウモリが約60万頭、鳥類が約40万羽と言われ、体の構造からコウモリのほうが巻き込

コモ活シリーズ番外編 コウモリ本のリニューアル & コウモリぬりえの話

いつも閲覧、スキ等ありがとうございます。今回は一部宣伝になります(-人-) 既刊『ちびコウモリが見る夢は フシギで可愛いコウモリの冬眠滞在記』をリニューアルしました。本文は誤記を修正した程度ですが、付属情報等を更新して表紙のデザインも変えてみました。 10代から大人まで読めるノンフィクション、お読み下さった皆様からご好評を頂いています。お手に取って頂けたら嬉しいです 。 アクシュ( ´ー`)⊃⊂(´ー` )アクシュ コウモリ本を2冊出していますが、書籍の定価を抑えるために

【大事なお知らせ】コモ活シリーズの一旦休止とメンバーシップ開始について

いつも閲覧ありがとうございます (´ω`) 本来は人間に一番身近な野生哺乳類にもかかわらず馴染みが薄く、実際にはとても可愛いくて賢くて平和的で生態系に貢献しているのに、「怖い」「不気味」「ブサイク?」等と誤解されがちな(´;ω;`)コウモリ。 主に人間の誤解や理解不足が原因で減少が続き、世界的に多くの種類の絶滅が懸念されているコウモリ。 こんなに素晴らしい動物なのに、不遇なコウモリがまだ生息しているうちに、その魅力を少しでも伝えたい!という思いでコモ活シリーズを始めました

コモ活シリーズ番外編---コウモリの動画から少し

コウモリファンの皆様へ、週末にどうぞ♪ (上の写真はオーストラリアのオオコウモリ。気持ち良さそうに飛んでますね。グライダーって彼らを見て考えたのでは?なんて思いたくなる(´ー`)  実際にレオナルド·ダヴィンチのグライダー素描はコウモリそっくり!(オオコウモリを見た事はないだろうけど) 最初の2つはyoutubeのショート動画。アメリカの保護団体の小コウモリたちの様子です。クリックorタップ❤ ●色んな種類が出てきますよ。冒頭で腕に付けているのは研究用標識。いつどこで捕獲

コモ活シリーズ---バイオニックドローンで見るコウモリと鳥の飛び方、他

(上の画像は下の動画より) このシリーズをお読み頂いているのは、コウモリ好き or コウモリに興味のある方かな?と思いますが、皆さんはコウモリが飛ぶ姿を実際に見たことがおありでしょうか?  都会でも夕暮過ぎに空を見るとアブラコウモリが飛んでいたりしますが、 かなり注意して見ないと、鳥だと思って見過ごすかもしれません。 私は初夏〜初秋、市内の川辺にバット・ディテクター(※)持参でバットウォ ッチングに出かけます…が、コウモリの「出勤」はかなり暗くなってから。 暗闇に獲物を追

コモ活シリーズ---コウモリは哺乳類No.1の長寿! だけど、様々な脅威が… (コウモリの基礎知識⑦)

今回のタイトルを見て「それは違う! もっと長生きの動物は沢山いる!」と思ったあなた。気持ちは分かります。分かりますが、どうぞ落ち着いて下さい (´ェ`) 今回は平均寿命の年数ではなく、別の算定方法による話です。 (上の写真は海外の種類。大人でもこんなに小さいよ) 哺乳類の平均寿命といっても、それぞれの種類、野生か飼育下か、オスかメスか等により寿命は異なります。たとえばゾウはアフリカゾウ約80年に対してアジアゾウ約70年、ライオンは野生10〜15年、飼育下だと20年以上。 イ

コモ活シリーズ---コウモリは害獣ではありません!

今回はコウモリの基礎知識ではないんですが、憤慨していることがあるので書きますね。 何かというと、地元の東北電力が家庭向けにやっているサービスの広告です。紙媒体にも載っていますが、下はwebからスクショ。 (※オオコウモリの赤い字は私による) 広告を作っているのは外部の会社でしょうが、本州に、しかも東北にオオコウモリがいるなら教えてほしい。 コウモリというだけで、オオコウモリと小コウモリの区別もないので、 オオコウモリが国の天然記念物であることも(※)、オオコウモリの全種

コモ活シリーズ---空飛ぶ動物の中で地球最速!(コウモリの基礎知識①)

コモ活シリーズとして、コウモリの基礎知識を紹介していきます。お子様にもわかるようにやさしく書いていますが、もちろん大人もどうぞ。 (上は " コウモリ界のジェット機 " メキシコオヒキコウモリ) ↓メンバーシップやってます。コウモリ好きの方、お気軽にどうぞ( ^ω^ ) 基礎知識・その1 コウモリって何の仲間?コウモリって鳥の仲間? コウモリは空を飛びますが、頭や顔や体は鳥とは違います。 よーく見てください。コウモリには耳があります。鳥のような羽根や尾羽がありませんね。鳥

コモ活シリーズ---コウモリは超音波の王者!(コウモリの基礎知識③)

上の写真のようにコウモリは飛んでいる時に口を開けていることが多く、歯が見えるので「怖い」ですか?(体長5~6cmしかないけど) でもコウモリは怖がらせるためじゃなく、主に超音波を発するために口を開けています。 (上の写真は海外のオヒキコウモリ。体長6cm程度。コウモリを怖がる人もいますが、ほとんどのコウモリは本当に小さくて可愛い、ちいかわですよ) ↓メンバーシップやってます。コウモリ好きの方、お気軽にどうぞ( ^ω^ ) 基礎知識・その5 超音波とエコーロケーション

コモ活シリーズ---コウモリは、生態系の守護者 (コウモリの基礎知識⑥)

全ての生きものは生態系に必要だから存在しています。では、コウモリは どんな役割を果たしているのかな? (オオコウモリとフルーツコウモリは、私を含めて普通は接する機会がないので、今回はそれらの保護をしている友人にも教えて貰いました)  ↓メンバーシップやってます。コウモリ好きの方、お気軽にどうぞ( ^ω^ ) ●基礎知識・その8  コウモリは害虫を駆除し、木や花を受粉している 前記事でご紹介した『コウモリの真実』の動画の視聴者コメントに、こんなものがありました。 「コウモリ

コモ活シリーズ---コウモリは、とってもきれい好き! (コウモリの基礎知識⑤)

世の中には、コウモリ=なんとなく汚い? という誤解をしている方もいるようなので、実はとっても綺麗好きなんですよ、という本当の話です。 ↓メンバーシップやってます。コウモリ好きの方、お気軽にどうぞ( ^ω^ ) 基礎知識・その7  コウモリは動物界で1、2を争う、きれい好き? 動物が自分の体毛をなめたり、漉(す)いたりして体を綺麗にして整えることをグルーミングといいます。飼い猫をはじめ、動物園の動物たちもよくグルーミングしてますよね。 コウモリは危険な菌を持っているとか

コモ活シリーズ---さかさまのロングスリーパー(コウモリの基礎知識②)

コモ活シリーズとして、コウモリの基礎知識を紹介しています。お子様にもわかるようにやさしく書いていますが、もちろん大人もどうぞ。 ↓メンバーシップやってます。コウモリ好きの方、お気軽にどうぞ( ^ω^ ) 基礎知識・その3 なぜ、さかさまなの? 多くの方がふしぎに思うのは、「なぜコウモリはさかさまにぶら下がってるの? 苦しくないの?」ではないでしょうか?  コウモリといえば、洞窟や木に、さかさにぶらさがっているイメージがありますよね。 コウモリは、いつもさかさまにぶらさ

コウモリの俳句から〜美しい句、素敵な句いろいろ

コウモリ愛好家です。noteにもコウモリの記事を色々書いています。中でもこの記事は、コウモリファンなのか俳句ファンなのか不明ですが、かなりアクセスが多かった記事に加筆しました。noteに登録していない方もお気軽にご購入下さい(メンバーシップ加入者さんは無料で閲覧できます) 教員免許を持っていたので古典の講師なんかもしていたことがあるんですが、この記事を書くまでコウモリの俳句や短歌について考えたことがなかったんですよ。昔からいる動物だから絶対あるはずなのに。で、調べてみたらや

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