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良い角度ゆえめざましテレビに出る[2021/2/28]


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・いい角度。鋭角じゃないか。

・このへん、もう一か所「いい角度」あるんだよな。あまりにいい角度だから、僕が相当小さい頃にめざましテレビの「めざまし調査隊」のコーナーで「狭すぎるケーキ屋」として取り上げられたと記憶している。

・北海道の田舎からやってきて、偶然「あの日めざましテレビで取り上げられていた店」を発見することの静かな興奮ね。最近までときどき、「ああ、俺は池っち店長が立ち上げたカードキングダム練馬春日店がある『東京』にいるんだな」とふと思うことがあった。去年の夏に潰れたけど。

・2019年までは散歩の何が楽しいのか全くわからなかったんだけど、奇しくも2020年の自粛生活を経て、近所を毎日歩くようになったな。もちろん、密は避けながら。太陽の光を浴びないと人間はダメになる、と修士課程2年ぐらいで気付いたので。


・2日前、00:00 Studioもmocriも合わないような気がしてClubHouseで作業配信してみたわけだけど、noteに書いた後で「いややっぱmocriでいいじゃん」と気付いた。ポモドーロ・タイマーはスマホで起動して、mocriはiPadで開けばいいので。

・で、早速、新規登録してみた。日記で宣言すると、フッ軽になりますね。

・使ってみると、「フリースペース」はmocriユーザー全体に部屋を公開するんじゃなくて、「友達なら誰でも入って良い部屋」を意味するのだと気付いた。つまり、ブラウザ版はフリースペース機能しか使えないんだけど、それでも十分なんだな。ブラウザ版にないのは、「入っていい友達を決める」機能。

・mocriだと、入室すればフレンドに通知が行くので、LINEで調整する必要もない。こりゃいいじゃないか。と思って「みんなでmocri使いましょ~よ」と呼びかけた。

・全っっっっっ然、賛同者がいない。

・1人、すでにユーザーがいたのだけれども、「オタクアカウントだから絶対無理」と断られた。

・結局、mocri使っても誰も見張っててくれないわけだ。何か他に方法あるかな。

・ClubHouse、話題に上らなくなりましたね。マストドンレベルの懐かしさになっていくのかな。


・坂本佳鶴惠(1997)『〈家族〉イメージの誕生――日本映画にみる〈ホームドラマ〉の形成』を読み終えた。

・戦前・戦後にかけて最大の娯楽であった映画において〈ホームドラマ〉というジャンルの形成は、経営陣、監督、評論家、観客、みなにそれぞれ異なるメリットがあったことを描き出す。自分は、このうち「観客」にばかり興味の焦点があって、トータルの産業、経済として描き出すことが不得意なので、勉強になった。

・〈ホームドラマ〉というジャンルをすでにあるものとして前提にするのではなく、その形成過程やジャンルを通じたシンボリックな相互行為を明らかにする「カテゴリー分析」を方法論として主張するあたり、最近〈女性向けAV〉というジャンルの構築性に興味がある自分も共鳴する。


・アイリス・マリオン・ヤング(1990=2020)『正義と差異の政治』第8章「都市生活の差異」も読んだ。ヤングが都市論を語っていたことは知らなかった(そもそもヤングのフェミニズム思想だってよく知らないのだが)。

・訳者の1人、飯田文雄によれば、

本書は、差異に対する寛容性を備えた政治的空間として、共同体論が推奨する共同体を拒絶した上で、都市の持つ政治的意義を力説している。この第8章の議論は、これまで少なくとも日本の政治学では、必ずしも言及される機会が多くなかった。しかし、欧米では既に本書刊行当初から、その意義は高く評価されており、例えば、私自身が九〇年代にハーバードで参加した前述のスティーブ・マシードのゼミでは、本書の最も重要な意義は、この都市論にあるとの位置付けがなされていた。(p. 369)

とのこと。

・ヤングは「都市生活は、差異をエロティックなものとしても提示する」と述べている。「ここでいうエロティックとは、他者を引きつけ、安全な日常の繰り返しから抜け出して、新しく見慣れない、驚くべきものに出会う喜びと興奮という広い意味である」(p. 332)。

・「いい角度」がエロティックかどうかはわからないし、少なくとも「差異」ではないけど、たしかに地元よりは歩いてて楽しいな。




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