明後日まで一人で生活しなければならない。明日は試験だ。自信もない。耐えられないかもしれない。明日が終われば、肩の荷が下りると思う。でも、不安で仕方ない。自分でこの不安を抱えて生きられる気がしない。

すごく寂しい。自分がこの世で一番不要に思える。自分のことが大嫌いで、誰かに助けてほしいけど、誰に助けを求めたらいいかわからない。早く時間が過ぎてほしい。自分の人生を引き受けて生きていく自信がなくて、怖い怖い、こんなはずじゃなかった…っていつもつぶやいている。

夕方になるとひどく不安な気持ちになる。自分はどうなってしまうんだろう。今日はあれもできなくて、これもできなくて、それなのに否応なく時間は過ぎていったのだ、自分は何にも成し遂げられなかったのだ…そのことをまざまざと見せつけられ、押し付けられ、夜に飲まれる。

ああ、また自分の1日が始まる、自分と言う人間を引き受けていきていかなければならないと思うと、ぐったりと力が抜けてしまう。近所のコンビニで、9月25日から肉まんの100円セールをやるそうだ。どうやら人生は続くらしい。

今自分が何を考えているのか、怖いとか辛いとか悲しいとかならわかるのにわくわくするとか楽しいとかよくわからなくて、自分だけがぼんやり世界から切り離されている気がする。緑と空しかなくて、誰に会うのも怖くて誰も信じられなくて何が正解かもよくわからない。

家にひとりでいると、自分って本当に実在しているのかわからなくなる。私が食べなくてもお風呂に入らなくても泣いても笑っても誰も困らないので、ただぼんやり布団に寝ているか体育座りで過ごすことが多い。 世の中の一人暮らしをしている人はどうやって自分を保っているのだろう？

恐ろしいほどのスマホ依存かもしれない。朝起きたらまずスマホを見て、1日の大半をスマホを見て過ごしている。しかも、何をみていたかはほぼほぼ覚えていない。スマホの画面がリアルで、現実の方がバーチャルに見えてくる。

朝起きると、今日やらなければならないことと、昨日やれなかったことで頭がいっぱいになり、ずっと眠っていられたらとすら思ってしまう。自分の弱いところだ。

最近仕事もやめて、家にずっといる。これが望みだったはずなのに、孤独感と疎外感で死にそうになる。気軽に話せる友達もいない。働けばいいのに、と言えばそれだけなのだけど、もう人と会うのも怖くてお店に入って会計をすませるのすら店員さんの目が気になる。

会津にかかるメレンゲの雲

会津盆地に外からかかる雲はメレンゲのようだ。ある日の夏の夕方、盆地を取り囲む山々に雲が柔らかくかかっていた。会津若松市内は盆地の中にあり、四方を山に囲まれている。 風は涼しく、爽やかだった。メレンゲのような雲が、山向こうで雷雨をもたらしてきたからだ。山を挟んだ郡山では、同じ日に停電が起こるほどの豪雨があった。会津から見える雲はもくもくと上に立ち上がる気力をなくし、山脈にもったりと横たわっている。あのメレンゲがとろりと会津盆地におちてきたら、たちまち大雨を降らせるだろう。 会