見出し画像

日帰り日田の旅:本野はきもの工業さんを訪問して

昨日(9/6)、飛田先生に連れられてうきはまで車で、そしてそこから日田までゼミの同期と一緒に電車で行ってきました。日田といえばアニメ「進撃の巨人」の作者である諌山創先生の出身地でもあり、現在連載10周年を記念して様々なプロジェクトが行われているため、進撃の巨人好きの私にとって、近々行ってみたかったスポットの1つであったため今回行くことができてとてもよかったです。


日田駅に着いてまず私が感じたのは、木のいい香りがする(新築のあの匂い)ということ。調べてみると日田駅では内装に地元産の日田杉がふんだんに使われているみたいで、木の持つ暖かさとあの良い香りによって、すごく居心地の良い空間になっていました。


駅に到着してさっそく、駅2階にあるゲストハウスとカフェを運営しているENTOさんに行ってきました。ENTOさんの中も駅と同じようにたくさんの木材が使われており木のいい香り。そして窓から見える風景もよく最高でした。

自宅の近くにあったら間違いなく毎日入り浸ってます笑

メニューもすごくオシャレで、私が注文したのはこちら

画像1

思わず写真を撮り、インスタに投稿しちゃいました笑

この他にもコーヒーやスイーツ、ランチなどもあり店内はお客さんで賑わっていました。


ENTOで同期と様々なことを語りあった後、駅の隣でレンタサイクルをし、今回の旅の目的の1つでもあった本野はきもの工業さんへと向かいました。

レンタル料は1時間300円と、とても安かったので日田に行った際にはぜひ利用してみてください!

日田はとても暑かったですが、街並みを見ながらのママチャリでのサイクリングはとても気持ちよかったです。

駅から本野はきもの工業さんまでは約1.2㎞ほどで自転車で10分程度で到着しました。

本野はきもの工業さんに入ると、たくさんのおしゃれな下駄が並んでおりすごく雰囲気がよかったです

画像2

この本野はきもの工業さんは昭和23年に創業され、現在二代目、三代目と家族で営んでおり、昔ながらの日田下駄を制作している会社でした。

本野さんは、日本人の暮らしの中に当たり前にあった下駄が玄関から姿を消していく中、現代の人たちにも親しみを持ってもらえるようなデザインを工夫して制作を行っているそうです。

確かに大学生の僕から見てもすごくおしゃれでかわいいデザインのものばかりでつい欲しくなり、買っちゃいました笑

画像3

本野さんと様々なお話をする中で、下駄制作の職人さん不足についての話題になりました。下駄製作は主に職人さんの手で行われており、機械も使っているらしいのですが、機械自体も古く、使い方も難しく職人さん以外はうまく使えないという問題点があるみたいです。とくに鼻緒を作っている職人さんの数が少なくなっているそうです。そこで本野はきもの工業さんでは、今まで分業で作っていた下駄をすべて自社で作る方向へとシフトしていました。それ以外にも詳しく聞くことはできませんでしたがコンピューターを使って製作を出来るようにもしているみたいでした。

また現在日本では山を買って、伐採、植林を繰り返して林業を行ってもあまり儲からないため林業をする人の数も減ってしまい、大企業が山を買い一気に木の伐採を行うということが多くみられ、それが土砂崩れにつながったりという問題点もあるそうです。本野さんは下駄の制作を通してこのような問題の解決にも取り組みたいとのことで、日田の下駄をブランド化し、しっかりとした値段で買ってもらえるようにしたいとおっしゃっていました。

私たちのゼミではこれからプロジェクトの1つとして、福岡天神の大丸さんに出店をし、中川政七商店さんのようなコンセプトで店づくりをしていくため、そこで本野はきもの工業さんの下駄も取り扱い、より多くの人に日田下駄を知ってもらうということに貢献ができるように頑張ろうと思いました。


今回、本野さんとお話をして、どのような思いで、そしてどのようなプロセスで下駄を作っているのかを知ることで日田下駄についてより興味を持ち、自分自身でもなにかやれることはないかと考えることができました。

先生が実際に会社を訪問して自分の目でみて、直接話を聞くということを大事にしている理由が分かった気がします。

私もこれから、様々な場所を訪問して自分の目でみて、直接聞いて、そして今回記事を書いたみたいにアウトプットするということを大切にし、その中で自分のdesireは何なのか突き詰めていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?