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自治体変革PJ-DX 2023

本年度は、自治体変革PJ-DXの研修を墨田区と真岡市で開催しました。
両自治体とも、基本セミナー、研修本体、報告会というメニュー構成は一緒です。

自治体変革PJ-DXの説明はこちら

昨年度との違い

細かな点を挙げるとキリがないので、大きく変わった点を2点挙げ出します。考えるだけでなく、引き出す、作り出す、その中から業務をデザインできるように変更しています。途中の段階では、なぜこれが必要なのか?と思ってしまう職員さんもいたりしますが、まずは頭だけで考えずに体験しその中から知見を得ることも大事です。マインドチェンジは頭でするものではなく、心で捉えて変わることだからです。

ユーザーリサーチの導入

自治体職員だけの視点だとどうしても課題感や問題意識が偏ってしまうため、今回、サービスデザインの一環としてユーザーリサーチを導入しています。これにより、最初の段階でのユーザーの本音の部分に寄り添うことができるし、そもそも住民と対話や意見を聞くというそもそものところを対応することができるのです。

Figmaを使ったプロトタイプの導入

今までは新たな業務フローと、ペーパープロトタイプで確認をしていましたが今年度からFigmaを導入し、自分たちでワイヤーレベルのプロトタイプの作成を進めてもらっています。これにより、ざっくりとした機能しか考えていなかったものが、ここにはこういう機能(ボタン)が必要だよねということや、この画面でこの情報が出ていないと判断できないのでは?といった判断とフィードバックが可能となりました。プレゼンをする際にも、画面の流れがわかりやすく、まさに「動く業務フロー」が出来上がるわけです。

報告会のグラレコ

研修自身のアウトプットとして、報告会では多くの変革とマインドチェンジを実現している姿を見せつけます。一番最初に立てたデジタル化っぽい目標から、市民目線の新たなる価値創出が生まれる提案へと変化していることが一目瞭然です。

真岡市「できない を できる に変える デジタル化」
自分で考え、実行に移し、住民のためになる まさにマインドチェンジ

次年度版(2024)はもっと進化する

2023年に研修をした結果を踏まえて、すでに2024版の雛形が完成しています。ダイナミックに変更する点もあれば、ワークシートの微調整などわかりやすくするための工夫なども加えています。研修自体も進化する、そう、ここもアジャイルであることが大事。

こんな、実践的な研修を受けたい!という方へ

シビックテック・ラボでは、このような実践的な研修と支援をいろいろなサービスとして提供しています。自治体変革PJ-DXをさらに知りたい方はこちらからご確認ください。

https://civictech-lab.jp/pjdx/


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