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自治体変革PJ-DXで実施している各層の研修(2022年夏版)

DXは、各層ごとにマインドチェンジが必要であるというのは、ずっと話しているところですが、本年度だいぶ整理してきているのでまとめてご紹介。
これから、自治体DX計画や人材育成計画を立てるところは参考にしてくれるとよいのです。表面的なセミナー聞くだけとか、小手先のちょっとした知識だけでなんとかなるかというと、ダメなのです。だって、トランスフォーメーションですよ?そんなに、瞬間で人の心をマインドチェンジや定着・実行なんてできないのです。その辺りも含めて、長期戦をするためには核となる人材育成、一般化させる人材育成の両面で見ていきましょう。

課長級 プロジェクトマネージャー

役割:ビジョン、チームビルド、各種マネジメント、決断、他部門への折衝、外部との折衝、変えるを形にする

実際のプロジェクトで実践型マネジメント研修

半年弱かけながら、実際の課題の分析からBPR案の作成、ベンダーへの見積もり・交渉、後続フェーズのプロジェクトとしての取りまとめとして、要求定義フェーズのマネジメントを課単位で参加しながら実施。

実施自治体:神戸市

管理職のマインドチェンジ研修

自治体は現状DXに失敗している(まだやっていないは、機会損失であり既にデジタル敗戦である)。いかにして、これからマインドチェンジし、進める一歩目を作っていくか。管理職だからこそやるべきことを明確にするワークショップ研修。

実施自治体:東京都庁、豊中市、大仙市、神戸市、岩国市

係長-課長補佐級 プロジェクトリーダー

役割:熱意を持って進める突破する、情報を整理して優先順位をつける、担当者を支援する、前のめり気味に検討し淡々と実行する

基礎知識の研修〜プロジェクト推進のリーダーとしての研修

担当者の見ている作業単位から業務単位に視野を広げて、調査&集まる情報の中から、どれを進めていくのか、誰を支援して推進するのか、どんな観点での検討をしていくのか、現場でプレイングマネージャーとして、そして今後は他のプロジェクトのメンターとしても半年で育て上げる研修。

実施自治体:浜松市

担当者 部門内の改善・改革の推進・支援

役割:現場の情報をまとめる、課題をまとめる、うれしさを考える、変化点を見つける、新業務案を考える・提案をする、利活用し効果を出す、施策案をあげ出す

業務要求をまとめられる職員に「自治体変革PJ-DX」

現場の課題から、BPR/サービスデザインを駆使し、業務要求をまとめ、解決するまでのロードマップとプロジェクト提案をする半年間の研修。要求フェーズのプロジェクトを体験しながら実施することで、BPR能力と業務要求をまとめる力、変えていく力をつける。

実施自治体:袋井市、藤沢市、墨田区役所、東京都区市町村、会津地方振興局、東京都庁

要件定義まで進めてプロポーザルや見積もりRFIまで進める「自治体変革PJマネジメント支援」

業務要求としてまとめたプロジェクト案を、実際にプロポーザルを出すための仕様をまとめるプロジェクトととして進めていく3ヶ月の研修。案からプロジェクトへ、企画から実現へのフェーズを実際のプロジェクトで体験しながら、時にコンサルティングされながら進め方を覚えて自分のプロジェクトへとしていく。

実施自治体:藤沢市

既にあるシステム・行政サービスをデータを利活用したどのような行政サービスに変革するかにトライする「データアカデミー サービス立案型」

現行業務をデータにもフォーカスして、どのように業務分析、変更、データマネジメント、プロトタイピング、業務案・システム案をまとめていく半年間のトレーニング。

実施自治体:山口県庁、枚方市

ちなみに、研修ではないけれど要件定義の工程から導入工程までのコンサルティングをしている自治体さんもいくつかあります。研修するだけの期間がどうしてもない時には、私がプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの代わりを見せながら体験してもらう形です(めっちゃしんどい・・・)。

ベースの知識を手を動かし体感する(1日でベースだけやる)

大体が1日ベースのものなので、体験して知る、何か業務へ活かすきっかけにするもの。この研修をもとに、1日で業務改革をやりきるものではない(さすがに、1日で業務改革までできるのは無理)。あと、複数のネタを1日に入れたい要望も多いけれど、さすがにそれも無理。ゼロの状態からやるのだから、一気には人は変化しない。

現状を知らずして業務改革なし、業務フロー研修(eラーニングもある)

最近人気のトレーニング、業務フローの作り方が学べる。図の書き方ではなくて、どのような手順で作っていくかがよく分かるようにしています。

業務フローを活用した業務自体と課題設定トレーニング

なぜ、業務フローが必要か分かる、作るではなく業務フローを使うことの意味を知るトレーニング。そして、ここから課題や解決の方法を考えることにつながる。

目標問題課題を具体化し課題解決するサービスデザイントレーニング

サービスデザインを用いた場合に、どのように業務課題の設定や発想の発散・収束をさせていくかを体験しながら覚えるトレーニング。

システム思考で現状分析と課題を構造的に整理するトレーニング

そもそもの課題設定と、サービスデザインでは対応できない構造的な課題をまとめ上げるトレーニング。業務フローがあり、構造的な課題が分かることは解決するポイントが掴め、いろいろな手法で出てきた解決策で本当に対応できるかにつながる。

座学として講演

「令和の時代に行政サービスに変えるDX事始め」
座学なので、同じ話を2回以上するとうんざりするセミナー型。2回以上同じ日に同じ自治体でやる時には、ビデオで撮っていいから流してね。
30分、1時間、1.5時間、2時間と作ってあるけれど、1.5時間もあれば十分かなと思ってます。2時間版の場合には、気づきを得るワークショップをすることで、DX部門の方へ参加者からでてくるアイデアのお土産を渡します。

そして、首長や幹部職員

ここはもちろん研修ではない。首長や幹部職員向けには、部長会や首長とのサシでの勝負が1番効き目がある。これについては、相性として合う合わないがあるので、その部分が調整できるならOK。ここからの、明確な言葉や錦の御旗が出ない限りは、どこかで行き詰まる。個別のツール導入事業ではない、組織・運用・規制含めて抜本的なところに手を突っ込んでいくこと。それをするためには避けては通れない。

オマケとして、KintoneやGaroon、その他分析ツールの研修もやらないではないが、これは他の一般の研修の方々でもやりやすいところなので、あくまでオプションとして必要があればやりますというスタンスです(たまにある、導入する予定はないけれど、ノーコードツール学びたいですは絶対引き受けないですが。既に持っているツール、導入する予定があるものであれば要調整でやる)。


と長々と書いたけれど、もっと詳しく聞きたい人は、ここから問い合わせてください。


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