babel例会とベンチと朗読と自己評価の低さと深沢夏衣とカール・クラウスと

 7月31日はbabel例会。3作。
 終了後、今後の予定を話し合う。原稿の最終締め切りが来月末。フェスタひょうごも来月末。いつか呑み会がしたいねえということに。

 前回の記事、というより外部合評以来、私のいつもの低すぎるらしい自己評価が炸裂して多方面にご迷惑をおかけして方々から叱られたり憎まれたり蔑まれたり失望されたりしたが、32号最初の同人誌評は早水作品だった。おめでとうございます。まあしかし自己評価やたら低いくせに他者への嫉妬もするのだから始末に負えない。この嫉妬もいろいろ説がありますよね。実力がないから嫉妬するんだとか。実力がないのは素直に認めますが。あと、年とれば嫉妬しなくなるとか。なんなんですかね、嫉妬ってそこまで悪いものでしょうか。対象に危害を加えたらそりゃまずいだろうけど、どんな感情でも行きすぎれば他者に危害を加えますよ、それは。

 8月末に締め切りがふたつ重なっているが、8月の白鴉の例会にまたもや作品を出そうという流れに。もし仕上がれば、の話ではあるけれども。昨年末の記事に書いて、今年の記事にもどこかで書いたと思うけどどの記事だったか思い出せない、11月までに40枚程度の作品を2本用意してくれとの依頼が、今年の5月ごろ、来年4月に1~30枚までの作品を3作用意してくれという内容に変わったのだが、その依頼に応じた作品を1作出す予定。同人からの許可は得ている。もし仕上がれば、の話ではあるものの、まあ1作ぐらいは仕上げときたいよなと。
 おなじく昨年末の記事にあったZINEはどうなったのだと、この記事内からのリンクで昨年末の記事を読み思い出した人もいるだろうが、こちらはとある事情でどうなるかと危ぶまれていたものの、どうにかそのうちリスタート予定。その場合、私は(前もそうだったが)連載を持つことに。無事にスタートできることを祈るばかり。

 安岡伸好を読み終えて読みはじめた深沢夏衣を読み終えた。気をつけているつもりではいるものの、ついつい在日朝鮮人問題ということを考えるときに「帰化」ということを忘れがちで、そうでなくとも一面的なイメージで当事者を捉えたり考えたりしてしまいかねないのだということをまざまざと見せられた。帰還事業で北朝鮮へ渡った人々や残された家族の苦労や心境なども、身近にいる人々のものごととして捉えることができ、小説の持つ機能のひとつを存分に味わえたと思う。

 FBやこのウェブサイトのインフォメーションページのトップに『Die Fackel』の表紙を飾ったり、拙作「火はまた熾る」で言及したりなど、私はカール・クラウスがわりと好きなのだけれど、ベンヤミンのカール・クラウス論をまだ読んだことがないのを思い出して、安いのをぽちった。

 ポエトリーリーディング修行1周年ということに気づいたので、そのことを扱った記事も書いた。


さいきん読み終えた本
『深沢夏衣作品集』(新幹社)

さいきん観た映画
『海辺の彼女たち』(藤元明緒)2回目。シアターセブン


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