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幻聴と現実

統合失調症と診断された時、カウンセリングを受けていたんですが、
カウンセラーさんに驚かれたことがあります。

それは、幻聴と現実を分けて考える事ができる事です。
どうやって分けて考える事ができたのかと質問されました。

どうやって分けて考えられたんだろうなと改めて考えてみると、
ある作品に辿り着きました。
それは「世にも奇妙な物語」精神的に来る怖い話です。

私の場合ですが、自分にはこう見えているが実際にはこうだったとか言う作品を見てると、幻聴として聞こえてると思うけど、ありえないなと思う内容については区別できるようになりました。

まず、幻聴の内容が下記に当てはまる場合も違うと判断します。

・現実で言っている内容にしてはおかしい・ありえない内容
 これはわかりやすいですね。
 例えば、著名人が私だけに聞こえる装置作って幻聴として聞かせてるとか。
 とにかくありえないなと思う内容は幻聴だと区別できます。

・録音してみて記録されない内容
 ほんとに聞こえてるなら録音に入るはず。
 客観的に判断できるので有効だと思います。
 録音環境あったら録音するに越した事はありません。

・幻聴が聞こえたら、その方向を確認する。
 自分の事噂されてる系幻聴の時に確認すると良いと思います。
 誰もいなければ安心です。違います。
 誰かいた場合困るのですが、そもそも知らない人が自分の事を話すなんてそうそうないので、違うと思いましょう。

カナダに居た時、1ヶ月近くずっと幻聴に悩まされ入院していた時期がありました。そして、その時は薬が合わなかったのか、幻聴が全く治らず。
薬の名前はエビリファイだったと思います。
幻聴内容は、私の頭の中を読まれると言うもの。
お陰で、ずっと頭が休まらず。酷く疲れました。
ちなみに、音楽を聞くといくらか休まった事を覚えています。
この幻聴は、日本に帰った途端に嘘のようにぱったり治りました。

数年後、日本にいて再び幻聴。
この時に録音と言う方法を思いつきました。
幸い今度は、薬が効いて幻聴もすぐ治りました。
その時の薬は、リスパダール。後に薬が変わって、レキサルティになりました。

私の場合こうだったと言う一例に過ぎません。
誰にも有効かどうかはわかりませんが、幻聴で悩んでいる人の解決の助けになれば幸いです。

 

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