焼きたてパン難民

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先日、朝ごはんを作らずに焼きたてパンのモーニングに行こう！と、

息子と2人車で１時間のパン屋さんへ。
車中わたしの頭の中は
「ホッとするカップに入ったカフェオレに熱々のコーンスープ、焼きたてのカリカリフワフワモチモチザクザクのパンをほお張りながらの息子の笑顔」でいっぱい。

思い出した。昔は私もパンという存在が好きだったことを。

しかし。

朝早いからって焼きたてが並んでるわけではないのね。
そしてまたお得意のご時世のテイクアウトのみ..(仕方ない)。

願いは叶わず、駐車場の車の中で昨日焼かれた普通のパンを食べただけになってしまった。

東京に住んでいた頃、自転車でさっと買いに行ける距離にはパン屋さんが数件あり、どこの店もいつ行っても全部売り切れなんてことはなくて、だいたい朝から開いていて、どこの店も焼きたてには「ただ今焼きたて！」という表示があった。

店員さんが焼きたての札をはずし忘れて(?)いてたまに裏切られることもあったけど、わたしはだいたい「焼きたて」を選んでいた。

移住して最初の頃、わたしはパン屋難民になった。

焼きたて札のあるパン屋がない！(私のタイミングが悪いだけかも..)そもそもパン屋さんがない！(あっても遠い)

山形では、ふと食べたいという時にふとパンを買いに行くことはできない。車で１時間とか、何曜日しかやってないとか、営業時間が遅いとか、人気があって即売り切れとか。

私はもうパンを諦めた。

自分で焼いたり、逆にスーパーの安い食パンで満足した(つもり)になったり。

こっちでも焼きたてじゃなくても美味しいパンが買えたり、買ってきてもらえたりするとやっぱり美味しいパンは美味しい。

冷凍しておいて、コンベクションオーブンで温めれば焼きたてのような美味しさは味わえる。でも「焼きたてのような」だし、冷凍庫にそんなスペースが常にあるわけでもなく。

焼きたてパン。焼きたてパン。

あぁ愛しの焼きたてパン！

やはり自分で捏ねるしかないのか..自分で焼くしかないのか..。

久しぶりにパンへの想いを募らせている。