和室のご要望について考える。
プランのご要望をお聞きしていると「小さくてもいいから和室が欲しい」って言われます。
お使い勝手を聞くと、
①「両親が来た時に泊まってもらうため」
②「寝っ転がる(フローリングでは横になれない)」
③「客間として」
④「なんとなくあった方がいいって親が言うまたは友達に言われた」
まぁおもにこんなことよく言われます。
両親と同居されるために必要ならわかるんですが、やっぱ和室を作ろうと思うと少なくとも4.5帖場所を使うんです。たまにしか使わない、機会が少ない部屋に貴重な面積、もちろんコストも割くのはもったいない。
せっかくのコストと2.25坪の面積なのでLDKを広くしたり、身支度室、パントリー、ランドリールーム、家事室、書斎といった日常を便利に豊かにする部屋に割いてもいいですし、単純にコスト削減というのもありです。
①ホテルに泊まってもらいましょう。
②ソファーやラグに寝っ転がる、フローリングに何か敷く、温かみのある無垢材の床にする。
③親しい人ならリビングに通すでしょう。付き合いの少ない人は玄関で話すでしょう。
④ほんとに使うかじっくり考えましょう。大事なお金です。お金出してあげるから和室作りなさいってことなら話は別^^
和室の要望が多いのはひょっとすると僕のような田舎の地域だけなのかもしれません。田舎なので土地が広くて安い。なので建物も大きめ。
決して和室は必要ないって言っているのではなく、決まった予算の中で和室の使い道をしっかりと考えて欲しいということです。
お仏間の問題とかもありますけど、この件はまた次回、ちょっと設計の観点でお話ししたいと思います♪
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