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ソウルメイト


 映画「ソウルメイト」を見た。女の子の長きにわたる友情の物語。全く違う2人だからこそ互いに憧れて惹かれ合う。でも羨ましく思う気持ちが大きくなるほどに本音を言えなくなったり、嫉妬してしまったりで傷つけてしまう。それでもやっぱり相手が必要で大事な存在には変わらなかった。互いが人生にとって欠かせない存在であることはもちろん、互いの人生に大きく影響を及ぼしている唯一無二の関係だった。

 ソウルメイトとか親友って聞くとなんでも話せるいつでも一緒の相手、なんて綺麗なものを想像してしまう。そんな友情ももちろん素晴らしいのだけど、決して綺麗なものだけでは語れないものもあると思う。深くて複雑で重いなにか。そんな愛にも近い女の子同士の友情がとても美しく描かれている映画だった。

 2人がすれ違いや嫉妬から「あなたを愛しているのは私だけだ」と想いをこぼし合うシーンが印象的だった。相手を思う気持ちはあるし、相手が大事なのには変わりないけど、環境も価値観も変わり、昔のままではいられなくなってしまう悲しさの中で傷つけてしまう、苦しくも愛に溢れたシーンだった。

 自分にとってのソウルメイトって誰だろう。映画を見終わった今、大切な人を思う日々を過ごしている。

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