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運用に入る前の新車のバスの話

本日も少々専門的な話になってくるが、どうかご理解をいただきたい。

日本では運用開始前のバスの車両を上げてはいけないらしい

突然の内容スタートになるが、日本ではどうやら旅客運用に入る前の新車のバスをホームページやSNSに載せてはいけないという暗黙の了解が存在するらしい。
どこの誰がそんなことを言い出したのか、どのような理由があってそのようなことになっているのか、私自身も全く知らない(知りたくもない)が、鉄道車両や船舶などではそのような暗黙の了解は存在しないし、なんなら甲種回送といった運用開始前の走行の様子を写真に収めるファンも多い。
インサイダー情報が云々という話を小耳に挟んだこともあるが、他交通機関がそのような状況である以上、バスだけが特殊という理論も成り立たないのでは…と思うが、厄介事に巻き込まれたくないし、関わりたくもないのでこの話はこれ以上は触れず、これくらいに留めておこう。

他のアジア諸国は運用開始前の新車のバスの撮影はほぼ自由

視点を日本以外の国々に向けてみよう。
韓国や台湾、香港などバス愛好家が少なくないアジア諸国であるが、これらの国々では特に運用に入る前の新車のバスを撮影したり、SNSに上げたりすることに際しての制約は全くない。
香港では車体製造工場にて新車が造られている様子の写真が上がっていたりするし、韓国では現業の方々が新車が来たことを喜んでSNSにアップロードしている様子を見ることもできる。
そういった点では日本の常識は世界の非常識という言葉がよく理解できるし、日本以外のアジア諸国の方がバス趣味に関しては自由度が高い世界であることを実感する。

韓国・天安市外バスターミナルに留め置かれた登録前の市外バスの新車
誰もが見える場所に停められていて、撮影や掲載を憚られることはない

これからも自由度がとても高いアジア諸国のバスを存分に楽しんでいきたいと思う。

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