今を幸せに過ごすこと

わたしはずっと自分の幸せをおざなりにしてきたのだと気づいた。それは過去の失敗からくる罪悪感のためでもあるし、植え付けられた他者貢献の思想のためでもある。わたしは自分の幸せを優先せず、努力や我慢を自分に強いてきた。自分の幸せを優先していいのだと思うことは難しい。でも、今必要なのはきっとそれなのだ。

例えば苦しい日に。わたしは「なぜ頑張れないのだ」と思う。けどそれは違う。苦しい日は苦しいのだ。苦しい日に、せめて苦しくない過ごし方をすることが必要なのだ。アニメを見る、YouTubeを見る、ゲームをする、好きなものを食べる、寝る……。なんでもいい。したいことをすればいい。何もしたくないのなら寝ればいい。それでいいのだ。

例えば元気な日に。「今日はやるべきことをやろう」と思う。そしてやっぱり、これも違う。元気な日だって、したいことをすればいいのだ。ゲーム、YouTube、アニメ、勉強、散歩、買い物、元気だからこそできる、したいことをすればいいのだ。それでいい。それでいいんだよ。

わたしは自分の幸せややりたいことをおざなりにしてきた。そんな人生に反発が起こるのは当たり前だ。努力や我慢ばかり自分に求めていたら、元気がなくなって何もしたくなるのは当たり前なのだ。

自分の好きなことをする、ということを自分に許さなきゃいけない。もう過去を思い出さなくていいと自分に許可しなきゃいけない。これはある意味、苦しい。罪を犯すような感覚がある。でも幸せな人生のためにはこれが必要だとわかっている。だから……だから、もう許そうと思う。過去も、今も、我慢や努力を強いず、犯した過ちを忘れようと思う。わたしはもう十分苦しんだ。これ以上苦しむ必要なんてない。

今日から、わたしは自分の幸せだけを考える。したいことをして、他者貢献やべき思考を捨てる。自分を許す。もう嫌なことを思い出すのはやめる。わたしはわたしに、幸せになる許可を与える。