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水野はつね
2023年8月4日 07:19
雨がちな故郷に老親を置き去ってきたまだ萎えてはいない腕をさすって(安息角だ、と思う)そこは蚕の翅のように柔い身丈からずいぶん高いところに向日葵を見てまだ夏になんてなってはいけないでしょう迷い込んだ先、いつまでも夜啼鶯たちは眠らずにさえずっているいつか夕陽を観に行った浜辺鯨が傍を泳いで大きく深呼吸をしたはぜるように吹き上がる潮日差しにめまいがする(この個体は ど