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運動苦手な6歳でも1週間で竹馬に乗れたという事実

最近、子どもの可能性を感じたことを。
ただの親バカ、かもしれません。

最近は、子どもが生まれつき持っているDNAで得意な分野や素質が決まっているという考え方も一般的です。
習い事をさせる前に、DNA検査で素質を知ってから、子どもに無理なく合ったものを習わせるとか。

当然わが子は、親である私たち夫婦の遺伝子を受け継ぐわけなので、
『運動には期待が持てないだろう』とか、
『父親に似て几帳面だ』とか、
『母親の血で音楽が好きだろう』とか・・
そんな意味があるのかないのか分からない想像をしています。

現在、長男は保育園の年長さん。6歳。

彼は生まれてから運動苦手風なエピソードがたくさんありまして、寝返りも、つかまり立ちも、一人歩きも、周りのお友達より時間がかかりました。
元気に走り回る今の長男を見ると、当時の心配は大したことではなかったと、今なら思えます。
ただ、保育園での遊具遊びや運動会、様々な場面で運動苦手な彼を感じてきました。

そして、今年。
いよいよ、毎年恒例、年長さんが運動会で披露する『竹馬』の練習が始まりました。

秋の運動会に向けて、GW明けから練習開始。

GW中に、各家庭での竹馬作り。
夫が試行錯誤して長男のために作りました。

いざ、竹馬に乗ってみる。

夫婦の予想通り、へっぴり腰で小鹿のような足。
父親に竹馬を支えてもらって、裸足を乗せる。
膝から下がプルプルして、竹馬に乗っているというよりも、乗らされている感じ。
予想通り。

私も運動神経に自信はなく、竹馬はもちろん、小学生の時には一輪車にも乗れませんでした・・・
そんな母親が、どうやって竹馬の乗り方を教えれば良いのでしょう!絶望的すぎます!
しかし、毎年、運動会では年長さんが一人一人グラウンドを竹馬に乗って回る姿は本当に素晴らしくて感動するのです。

それから1週間。
保育園に竹馬を持って行って、先生方から教わった後、自宅練習ということで週末に竹馬を持ち帰る。

すると、
乗れているんです。

あの運動苦手な彼が、スイスイ竹馬に乗れているのです!
驚き。感動。
そして、心の中で『この子は乗れないかも』と思っていたことを反省しました。

先生によると、段階的に練習したのだそう。
まずは、1本だけを手に持って片足ずつ竹馬に乗せて歩いてみる。
それを交互の足でやってみる。
あとは、補助しながら徐々に自立。

今回の竹馬に関しては、保育園の行事でもあり、やるやらないの選択の余地はありません。
これが、親の選択だったとしたら・・・
もしかしたら、子どもの可能性を母親である私が潰してしまっていたかもと思うと切なくなりました。
教え方とか、子どもに寄り添った関わり方で、子どもの可能性が拡がることをあらためて実感したのです。

生活には何の影響もない、たかが竹馬ですが。

そんなことがあって、まだ小さな子ども達には遺伝子とかDNAとか言わず、いろんな体験や経験をさせてみよう!と心に決めました。

未来が分からないことを楽しめそうです。

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