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アメリカ旅行記② Las Vegas

アメリカ旅行記②の舞台はエンタメの都、ラスベガス。

2日しか滞在できずあまり周りきれなかったため、後悔が残った都市でもある。(今回の旅は基本そうだが)

わかりやすいのでこの旅行記は訪れた都市ごとに記事を作ることにする。

アメリカ2.8日目?・ラスベガス

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(↑マッカラン国際空港、空港でこの派手さだ)

サンフランシスコ国際空港を出発し、マッカラン国際空港(ラスベガス)に着いたのは21時頃だった。

2時間弱あったはずのフライトの体感時間は5分だ。目を覚ませば夢の都ラスベガス。飛行機を降りると空港にはスロットが設置されている。疲れているはずの皆の心身はもう奮い立っていた。

まずは乾いた喉を潤すため水を求め彷徨った。アメリカで自販機は空港でもなかなか見つからない。そこら中に自販機があるのは日本くらいだと聞いていたがまさにそうだ。

店はしまっている時間で、空港の隅に寂しく佇む自販機を発見した。一本3.5〜5$くらいするのを見てトイレの横の給水器で水をすすった。飲み物高いよ、アメリカ。

そしてまたお決まりのLyftを手配する。アプリで簡単に呼び出し、クレジットで決済。まさにこれからの時代の移動手段である。

空港にライドシェアのピックアップスポットがあることは前回の記事でも書いたが、ラスベガスはこれが分かりにくく迷った。”shuttle”と表現されていたため見逃してしまっていた。

“Pickup”が一般的だと思っていたが、広いアメリカでは州が変わると文化もかなり異なるようだ。様々なことに違いが出るので旅行の際には注意しなければならない。

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(↑まず訪れたOYO Hotel & casino、1$から楽しめるブラックジャックが人気。)

なんとか乗り込んだLyftで向かったのは”OYO hotel&casino”だ。以前はフーターズカジノと呼ばれており有名なカジノホテルである。良心的なレートで学生でも楽しむことができるのだ。

大量の荷物を泊まりもしないホテルのクロークに預け、ラスベガスの中心地へと繰り出した。24時頃だったが街は光り輝きたくさんの人が歩いていた。まさに眠らない街だ。

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(↑もっと光ってる、写真だと伝えにくい)

訳の分からない派手で豪華な建物が所狭しと立ち並んでいる街なのに、渋谷や新宿とは違った統一感がそこにはあった。口を開けながら煌めくネオンや街並みを眺め歩いた。世界は広い。

しばらくして腹が減ったていたことを思い出し入った店はTacobellだった。日本にもある有名チェーンだがラスベガスのクラブ調の店舗が気になり入ってしまった。チェーン店は値段も味も安心できる。

注文と会計をタッチパネルで済ませると、従業員が登録した自分の名前を呼んでくれるシステムだ。友人は騒ぐ他の友人につられイニシャルを間違えていた。

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(↑Tacobell。登録したを名前呼ばれる。)

日本人の名前はアメリカ人にとってはとても発音しづらいだろうと申し訳ない気持ちと若干のワクワク感が混ざった不思議な感情でタコスセットを待っていると、「ネクスト!ヒビック!」俺の名前の発音、そういう感じなんだ。

タコスは普通に美味しかった。調子に乗ってチリソースを沢山かけた。辛いものは万国共通で美味しい。翌日トイレで後悔することをこの時はまだ考えてもいなかった。

タコベルを食べ終え皆で煙草をふかしていると、ノリの良さそうな(酔ってたっぽい?)青年に声を掛けられた。アメリカでは目が合うと話さなければいけない空気感があり、現地の人と会話する機会は多かった。全然嫌な気持ちにはならない。

自分は大して英語が話せない。日常会話がやっとだ。友人は主に2人がアメリカでのコミュニケーションを取ってくれた。1人は留学経験者、もう1人はいつも忙しなく体が動いているお友達だ。(多動)

この旅ではこういう場面で彼らに感心した。コミュニケーション能力が高い。英語ができるだけでは初対面の人とあそこまで親密になれない。間違いなくどこでも活きる強みだ。羨ましかった。旅中ではふとした瞬間に普段気づかない、人の強みが見えることがある。

街の散策と腹ごしらえを済ませてカジノホテルに戻った。少しカジノを覗くことにしてみたが、覗くだけで終わらないことは知っていた。

カジノで脳味噌とチップを溶かしているうちに夜は殆ど明けてしまい、LyftでAirbnbで確保した宿に向かう。宿についたのは確か4時すぎだったと思う。

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(↑宿のテラスからの朝焼け。これ見て就寝。)

テラスが最高の宿だった。5人でテラスに腰掛け、朝焼けを眺めながら煙草をふかした。旅は素晴らしい。こうした瞬間を過ごすたびに思う。

宿は相変わらずベッドが足りなかった。まさかのジャンケン勝利。1人でベッドで寝れると思ったが、気づくと今回のメンバーで一番でかいヤツが隣で小さく体を折りたたむように寝ていた。なんで寝るときは小さくなるんだ。

6時頃、日の出とともに就寝。これは何日目とするべきなのだろうか。上る陽を横目に意識が落ちていく感覚は罪悪感と幸福感が入り混じる。これはこれで好きだ。

アメリカ3日目・ラスベガス

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(↑快晴だよ)

起きたのは確か12時頃。昼。3日目にしてもうやってしまった。まだ3日目ということに皆驚いていた。今考えると、寝ないで遊んでるから時間が長く感じるのは当たり前だ。

この日はスロースタート、まずはお目当てのアウトレットモールに行くことにした。ラスベガスにはNorthとSouth、主に2種類のアウトレットがあった。行く際にはそれぞれに入っているブランドを確認しておくことをおすすめする。

アウトレットにつくとまずはみんなでナイキショップに入った。ナイキショップを出る頃にはグループははぐれてしまった。そのため友人と2人でアウトレットを周ることとなった。

ラスベガスというか、今回訪れた都市の多くでアメリカのドメスティックブランドが安いイメージだった。結局ラスベガスでは何も購入しなかった。

一緒にいた友人はトイレが近いため一緒にトイレを探したり店をまわったりしながら他の友人を発見したと思えば他の友人がいなかったりと、Wi-Fiがない状況で全員を探すのは大変だった。はぐれたのがアウトレット内でよかった。

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(↑ベラージオの車寄せ。豪華。)

アウトレットを出た我々が向かったのはベラージオ(Bellagio hotel & casino)だ。ここはラグジュアリーなホテルカジノで、内装、外装ともにかなり豪華だ。内部にはハイブランドの店舗やカジノが立ち並ぶ。

ラスベガスは地区ごとに都市の名前が付いて、それぞれのコンセプトがあるようだった。パリだのニューヨークだの、世界中の都市がラスベガスに集まっている。さすがは世界のラスベガスだ。

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(↑ベラージオの噴水、写真に収めるのは難しい。ピーク時は爆発する。)

さらに正面玄関に出ると噴水広場があり、そこで定期的に行われる派手な噴水ショーは周りのネオンやホテルと合わさってまさに想像していたようなラスベガスだった。

噴水ショーを堪能した後、幾つかのカジノをぶらぶらと歩きまわりながらレートや雰囲気を確認して周った。貧乏学生にとってミニマムベッドは非常に大切なのである。

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(↑フラミンゴホテル&カジノ)

幾つかのカジノをはしごして最終的に腰をおろしたのは結局前日も訪れたOYO hotel (フーターズ)。この日はルーレットの調子がよく楽しむことができた。

カジノで遊ぶ時は独特の疲れがあり、たまに外の空気を吸いたくなって外に出るのだが、深夜ということもあり外に出ると大抵人に絡まれる。

ラスベガスでは電話番号をやたらと聞いてくるオバチャン、マリファナ買いに行くけどお前もほしい?オニ―チャン、負けたのか?元気出せよオジサンなどに会った。いろいろな人がいるものだ。

最初の調子の良さが最後まで持つことはなく、重い足取りでカジノを後にした。この日も宿についたのは明け方だった。しかも翌日には8時頃に宿を出てレンタカーを借りに行く予定があり、3時間ほどしか寝ることができなかった。

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(↑この後洗濯してないことを思い出す。)

寝る寸前で思い出したのだが、旅の日程的にもこの日に洗濯を済まさなければならなかった。洗濯機はボロボロでうまく動かない。大袈裟な音をたててまわる乾燥機は見掛け倒しで大して乾かない。明け方の冷たい空気のなか、テラスに紐を張り服を干した。

ネバダ州は空気がかなり乾燥しているため明け方はかなり冷える。脱水程度しか乾かなかった湿った服を干すのはかなり酷だった。ようやく洗濯を終えるとアメリカの広大な地平線から朝日が昇り始めた。

この日も前日とは違う友人とベッドに入った。あと3時間しか眠れないと絶望しながら眠りについた。ラスベガスはもうお別れである。早いものだ。

アメリカ旅行記③に続く

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