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グローリーデイズ

B'zの楽曲です。

この歌は2008年にB'zの20周年ライブで披露された曲なんですが、僕の中では本当に名曲です。

簡単に言えば、感謝の曲なんですが歌詞が本当に良いんですよね。

この曲に出てくる「君」と「僕」は恋人とも親友も解釈できる様な歌詞の構成になっていて、聴く人によって浮かんでくる相手の像は異なると思います。

恐らく作詞された稲葉さんは、20年一緒にやって来たメンバーやファン、支えてくれた家族を思って書かれたのだと思いますが、「今まで一緒に頑張って来てくれてありがとう」というメッセージが比喩を交えて歌われていて心にじんわり染みてきます。

稲葉さんの歌詞の特徴なんですが、どこか自虐的なんです。

「こんな僕に我慢強く 付き合ってくれたよね」

という1番の歌詞、誰にでもこの言葉を伝えたい人って1人は浮かんでくるんじゃないでしょうか?

僕も思い返せば本当にいろんな方に支えられて今があるんだなというのを実感します。
正直、世界中の人に幸福を与えたいという様な大それた事は言えないです。
せめて自分の身近な人達が良くなる様に何か貢献したいなという思いはあるのですが、それも本当に最近になっての事。
僕は今までそれすら出来る実力がなかったのでせめて頂いたものは返そうという気持ちでやってきました。
その気持ちを表現するのにまさにぴったりの歌詞なんですよね。

また、2番のサビの

「グローリーデイズ 君に救われた日々 自分のことをちょっと好きになれる」

という歌詞。単純に「支えてきてくれてありがとう」と言うよりも、感謝の気持ちが滲み出ていませんか?
これも最近になって思う事なんですが、感謝できることも1つの能力なんですよね。
「感謝」=「今の自分があるのはあなたのお陰です」=「今の自分のことがちょっとでも好きである」ということなんじゃないかと思うんです。
裏を返すと、自分自身を大切に扱っていない人は周りの人にも感謝できないとも言えるんじゃないでしょうか?
これが真実なら凄く不幸なことですよね。

恐らく、B'zにもデビューからの20年の中でたくさんの苦労もたくさんの感謝もあったんだろうなぁと勝手に想像するわけなんですが、この曲を演奏している時のメンバーの表情が本当に良い顔してるんですよ。
自信と誇りに満ち溢れていて、ファンを見る表情も凄く優しくて。

ここまで自分達に対する達成感があるからこそ、人に感謝を伝えられる。

周りの人々に感謝できている人ほど、実は誰よりも努力している人なんではないでしょうか?

ではまた!


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