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「展覧会岡本太郎」で念願の猛牛マークに会ってきました!

7月7日に書いたように大阪中之島美術館で開催中の「展覧会 岡本太郎」に行って来ました!

大阪中之島美術館は今年の2月2日にオープンした新しい美術館。私も初めての訪問です。

ヤノベケンジ氏の《SHIP'S CAT (Muse)》(2021)が出迎えてくれます。

入り口にはタローマンとの記念撮影スポットもありました。

岡本太郎の代表作「太陽の塔」が出迎えてくれますが、ちょっとお疲れ気味?

展示作品が撮影可能なのはうれしい限りです。

1949年作の「重工業」

1950年作の「森の掟」

1963年作の「座ることを拒否する椅子」

言わずと知れた太陽の塔(1/50サイズのレプリカ)
万博記念公園にある実物はさすがに展示できません(笑)

ついに念願の「猛牛マーク」です。
通常は東京・青山にある「岡本太郎記念館」に展示されていて近鉄バファローズを愛する者としては、いつかは見たいと思っていました。

当初のデザイン案はこちら

帽子とヘルメット、ペナントもありました。
幼いころ、この三色帽を被っていました。

岡本太郎氏が当時の近鉄監督の千葉茂氏の依頼でこのバファローズのマークを手がけることになった経緯について、1959年3月10日の毎日新聞の記事を引用します。
「千葉君から『バファロー』の旗印をたのまれたとき、二つ返事で引き受けた。巨人軍を退き、最下位の近鉄の監督となった千葉君は、それを「Z旗」のつもりで、背水の陣をしく。
猛然、ファイトがふるいおこってくるようなのを作ってほしいという。かつての名二塁手のファイティング・スピリット。
そしてこんど、最悪の条件に自分の運命をかけたところに私は共感をおぼえる。大いに声援したい。
それに、私の描くマークが球場の青空高く、はたはたとひるがえるなんて、思わずニヤッとしてしまう。
ところが、バファローを象徴化しようとするのだが、この牛みたいな動物、一般の日本人はまったくなじみがない。字引を引けば何のことはない。水牛だ。しかしアメリカで俗にバファローというのは、北米に住む原始的な野牛バイソンのことだ。首が寸づまりで、こいつはドウモウだが、鼻づらが小さくて、あごひげがはえ、角はわりに細くて曲がっている。うっかり様式化すると、ヤギ面になってしまう。牛では困るし、牛でなくては困る。また『絵』ではマークにならないし、ただの図案ではつまらない。しかも、岡本太郎らしさが生きなければ、わざわざ頼まれたかいがない。苦心した。
はじめ、だれでもが一目でうれしくなるようなユーモラスなのを考えた。ふとっちょの猛牛が目をむいて突っ込んでる愉快なやつ。自分では気に入ったのだが、どうもこんなのはうんと強いチームじゃないと、千葉君には悪いが、シャレにならない。いずれ近鉄が優勝し、日本シリーズなど戦うときには、愛嬌たっぷりに押し出してほしい、と思っておあずけする。
結局、角をふりかざした前向きの顔を象徴化した。色はチームカラーの朱色。丸い目玉だけ濃紺。すでにオープン戦第一戦から、この旗印のもとで、見ちがえるほど力を示してきている。たのもしい。千葉君、およびオールメンバーの健闘を祈る。

チームが消滅し、プロ野球でこのマークが見ることがもうできません・・・

売店で太陽の塔のピンバッジを購入。
猛牛マークのグッズがなかったのは残念・・・おそらく近鉄、もしくはオリックスが権利を持っているのでしょうか?

暑い中でしたが、念願が叶って行ってよかったです。

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