見出し画像

テクノとデザインについて

ピコピコ、ドンドン、ギュインギュイン。シェフィールドのブリープハウスからデトロイト、シカゴ、ミニマルまで続くテクノの基本骨格。けど、テクノの表現はそこに限られたものだけではなくて、むしろテクノで何を表現するのか、というのがその面白い部分の1つなんじゃないかと思っている。

クラフトワークがクラシックやビーチボーイズを因数分解してエレクトロの源流を作ったように、浜辺で流れるギターサウンドも、鉄道を走る電車も、独自の方程式でロボットの計算音楽に変わっていく。そこに表現としてのテクノの醍醐味がある。

つまり、テクノはリズムマシンと、シーケンサ、深いサブベースでグルーヴを作り、揺らめくシンセがメロディーを奏でる、といった”手法”だけで定義されるものではなく、何をテーマにして、どう表現するか、といった”手段”の音楽でもあるんじゃないか。

日常の生活や社会の状況、自然の環境などの気になる出来事、テーマを分解・観察し、そこから本質を見つけ出し、得られたパーツをきれいに磨いて、また組み立てる。その工程がテクノ。

テーマは何でもいいし、その対象がジャズやバンド、ロックに広がれば、それは、クラブミュージックの系譜とは異なる、別の世界線のリスニング、エンターテインメントとしてのテクノに広がっていく。
民族音楽にコンピュータードラムが加わってテクノポップに変わっていったように。テクノには無限の表現の広がりがあるし、テクノはいつも新しい表現を聴かせてくれる可能性をもったものだと、僕は思っている。

…そんな大好きなテクノをコンパイルしたアルバムをリリースしました!

『12 TECHNO TRAX』/ V.A.
レーベル:Concept Disk
カタログNo.:Concept Techno Disk vol.3

【Track List(アーティスト名/曲名)】
01. Hakonoah - A MOMENT OF TECHNO
02. U-2RA - Morning Techno
03. Sleep in Noise - INVISIBLE TECHNO
04. KeiuO - The Sound of TECHNO Music
05.Sturer Emil - Happy Techno
06.u1u11 - Broken Symmetries(Techno)
07.C4DNA - Water Techno
08.spanner speX - Technoid Copper
09.WaterAqua - Techno Aqua
10.金星 - Techno, den ich nicht kenne, wenn es runter geht
11. Gyazai Gyozo - TECHNO Unites the World
12.Bermuda Hay - Technopark SAKURA

Bandcampでフリーダウンロードなので是非、聴いてみてください↓

https://conceptdisk.bandcamp.com/album/12-techno-trax-concept-techno-disk-vol-3-cd013

というわけでステマでした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?