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2023年冬。オーロラの季節の到来。
9月に入り、北極圏にも本格的に"夜"が戻ってきた。
夏至を挟んだ数週間、太陽の沈まない白夜の長い"昼"が終わると、1日ごとに数分、数十分と"夜"が長くなっていく。
日が沈む季節となり"夜"が戻ってきても、そこからさらに数週間は"夜空"に日の光が滲む日々が続く。そして、徐々に日の光の侵食が弱まり"夜"が濃くなり始めると、ついにはオーロラが夜空に煌めく季節が訪れるのである。
そんな"オーロラの季節"がついに北極圏に戻ってきた。
実は現在、太陽の活動度はかなり活発な期間にある。太陽活動が盛んであれば、オーロラの出現頻度も高くなる。つまり、この冬も地球上で最も美しいこの自然現象を心ゆくまで堪能することができると強く期待されるのである。
![](https://assets.st-note.com/img/1695652962338-ucaktdUswh.png?width=800)
そして、幸先の良いことに、北極圏に"夜"が戻って早々、すでに非常に強いオーロラを観測することができた。
さて、北極圏の夏はそろそろお終い。
— 北欧暮らし とある研究者の人生の余録 (@wsGKQ6y1tzdRJ8s) September 15, 2023
つまり、これからまたオーロラの季節を迎える。
ちょっとだけ見せてあげよう。
これが今年の初物。 pic.twitter.com/DvmzHaUlqS
オーロラは寒冷地の真冬の現象と思っている人も多い様だが、実はオーロラの季節は9月頃から4月頃までの半年ほどと、意外にも長期間に渡る。
まあ、詳しいことは今回は割愛して…
上記のtwitterに投稿した動画を見てもらえればお分かりかと思うが、かなりの高解像度でオーロラが撮影できている。というのも実は今年の4月に、一大決心をしてとうとう高感度広角レンズを購入したのである。
オーロラが撮影できる程の高感度広角レンズとなると、値段も当然ながらなかなかのもの。薄給の研究者がおいそれと購入できるものでもない。
加えて、昨今のスマートフォンは性能の良いカメラを備えており、一昔前の古いデジカメよりも鮮明にオーロラが取れるほどである。人によっては、わざわざそんなに高価なレンズを買う必要なんてないじゃないかというかもしれない。
しかし、こちらをご覧じよ。
まず、こちらが、iPhone13で撮影した画像(たしか露光時間は10sになっていたかな)。確かに、よく撮れている。"電話"で、これほどに鮮明なオーロラが撮影できるとは驚くべき技術の進歩である。
![](https://assets.st-note.com/img/1695684621326-xnpYlpJOsh.png?width=800)
一方で、同じオーロラを高感度広角レンズを装着した我が家のデジカメで撮影したものがこちら(少々角度は違うが)。
![](https://assets.st-note.com/img/1695684590973-pnKKGMqy6n.png?width=800)
しかも、これで動画から切り抜いた画像である。
もはや多くを語る必要はないだろう。
これだけオーロラが美しく撮影できると知れば、虜になるまでにそう間は要らなかった。すっかりオーロラ撮影が趣味となってしまったわけである。
そうして、昨シーズンの終盤に色々と撮影の試行錯誤をし、いつの間にやらだいぶ安定的に高品質のオーロラ動画を撮影することができる様になっていたのだった。
そういうわけで、今年のオーロラ動画第一弾をお見せしよう。こちらが9月第2週、第3週のオーロラのハイライトまとめ。
またオーロラ動画が撮り溜まって行けば、Youtubeでまとめ動画を公開する予定なので、乞うご期待。
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