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【タンゴが上手になる方法】 6)五感を研ぎ澄ます

タンゴは感覚を使うダンスです。
特に「触覚」を使います。

「触覚」は皮膚から様々な情報をキャッチし
自分自身に伝えてくれます。

特に相手のことは手や胸など接触しているところから
情報を得られます。

相手は生身の人ですので刻々と状況が変わります。
リラックスしていたと思ったら、次の瞬間硬くなる。
聴いてる音楽が違くなる。迷っている。など
その状況の変化や情報を「触覚」は教えてくれるのです。

・五感を研ぎ澄ます方法

どうしたら五感を研ぎ澄ませるでしょうか?

それは小さな刺激で感覚を働かせることです。
小さな刺激は五感を研ぎ澄ませてくれます。

小さいとは「微差」
ちょっとした差の刺激です。
この微差のが感覚はより鋭く働きます。


・微差の実験

「感覚」の実験をしてみましょう。

頬に手のひらを当ててください。


最初は強く。


この時はどう感じますか?


次に



手のひらが頬に付くか付かないか?くらいで
触ってみましょう。


この時はどうでしょうか?



「感覚」強く触れた時と
触るか?触らないかの時と
どちらが「感覚」が鋭いでしょうか?


タンゴも踊る始め時から
激しく動くとどうでしょか?
相手は硬くなりタンゴのセンシュアルな部分がなくなり
暴力的なダンスに見えるでしょう。


・日本人がもつ感覚

日本にはいろいろなものが繊細で
ちょっとした違いを味わう文化が多くあります。


日本の言葉もちょっとした違い表す言葉が多くあり
このちょっとした違い(微差)を楽しむところが
多分にあります。

このちょっとした違い(微差)を楽しむ
タンゴも同じように感じます。

タンゴを五感でどう踊るか?

タンゴの踊りは、カウントでは踊りません。
カウントは教える人が伝えやすいように
使っているのに過ぎません。
ですので、カウントを忘れ
相手の呼吸なり、ちょっとした動きを
感覚で味わいましょう。
そうすると自然と道は開けてきます。

そのことで音楽も自然と合います。
ちょっと相手を感じる

このことでタンゴの世界が
グーんと広がります。

Abrazo GYU!






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