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なぜ「渡辺えり」なのか? 東京公演 奇跡の軌跡

【生と死の世界】で歌手としてまた主人公として
渡辺えりさんがタンゴを歌い、語る。

「なぜ 渡辺えり さんなんですか?」

とミロンガで質問された。

なぜ渡辺えりなのか?


彼女は 劇団の座長であり
事務所の社長であり
ショーの台本を書き
舞台をプロデュースし
依頼があれば演出し
そして圧倒的な実力をもつ
人気女優。

えりさんとの出会いは

ある数年前のタンゴ舞台。
彼女がゲスト出演し私はダンスディレクターとして
出演していた。

本番初日 リハーサルを客席で見ていました。

リハーサルでえりさんの番に。

そして 彼女が歌い出した瞬間 圧倒される!

声の大きさ 息の長さ、
1000名入る大ホールが彼女の声で満たされる。

その前に 有名な歌手、また某劇団のトップの方
など錚々たるメンバーが歌っていましたが

それまでの歌がなんだったのか?と思わざるを得ないほどに
圧倒された。

それまので歌は 
字の練習で下に見本の字を置き その上なぞって書くような
感じてしまった。

そのくらい彼女の歌は凄かった。

その舞台か2ヶ月後に直談判し
時間がない中 タンゴショーで出演していただき
歌ってもらった。万雷の拍手だった。


渋谷のショーでの一番面


新橋演舞場で行われた演劇を観に。

出演者はテレビでも活躍する大物俳優、大手事務所の若手、
売り出し中の女優、など30名以上が出演。

緞帳があがりショーが始まると
最初に全員で踊りながら歌ってはじまった。

その中で一際キレキレの動きを見せていたのは
えりさん。

誰よりも大きく動き、誰よりも高く飛び
声量ある歌声を発していた。

演技はもちろん、声、表情、立居振る舞い
えりさんから目が離せなかった。

今年1月 えりさんがタンゴをやりたいと
SNS投稿された。

見て直ぐにメッセージを送った。

この公演は えりさんがタンゴをやりたいと
発したことから始まったのだ。

ショーの構想はまったくなかった。

そして 5月22日までに約3ヶ月。
そこから始まった。

内容が決まり
演目が決まり
チラシが刷り上がった。

初めてのショー内容を知らせるために
チラシをプログラム形式にした。

本番 1週間前に事件が起こった。

日曜日夜 えりさんは足を挫いてたと
マネージャーさんから連絡入った
剥離骨折らしい。しかし詳しくはまだわからないと

早速、演出の変更を考えたところに
えりさんのお父様の訃報が入った。
お父様がいる地元山形へ入る

1週間マネージャーさんも
えりさん本人と連絡取りづらく
チケットや演出変更の打ち合わせも
ままならず。

そして 本番 前日に地元山形から帰京する
連絡が入る。

帰京の新幹線で打ち合わせをし
その後 当日の段取りを夜中までやりとり。

そして、当日まだ痛む足で会場入り。

満身創痍の中 リハーサルそして 本番、、、、、

5月の公演

終わった瞬間スタンディングオーベーション!

今回の題名は
昨年生誕100周年と今年没後30周年を迎えた
ピアソラから着想。

生と死の世界

死の世界が見えると
それがダークであればあるほど
生の世界の光が眩しくなる。



今回の歌は全曲 
えりさんが手がけた訳詞。

ぜひ 彼女の歌を聞きにお越しください

チケットはこちらから


ロコへのバラード


Abrazo!

GYU









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