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ダンス軸と人生軸の作り方

ダンスを踊るには軸が大切です。軸がしっかりしていると、動きが安定し、美しいダンスを表現することが可能になります。同様に、人生においても自己軸が重要です。自己軸がしっかりしていると、様々な困難にも立ち向かうことができ、自己成長に繋がります。では、軸とは何でしょうか?また、どうしたら軸を作ることができるのでしょうか?


1.軸の理解

ダンスでは、物理的な棒の代わりに、身体の筋肉が軸を作ります。そのため、ダンサーが回転する時、優れたダンサーの回転は物理的な軸を持つかのように見えます。しかし、実際には、物理的な棒は存在しないのです。


2.軸と中心の概念

体を動かす時に主に筋肉を使います。筋肉はゴムバンドに似ています。ゴムバンドを引き伸ばすことで、軸を作り出すことができます。筋肉は骨と骨をつなぎ、関節はその骨と骨の間に存在します。関節を伸ばすと筋肉が引っ張られ、筋肉の上下2点の伸縮運動によって仮想的な軸が作られます。軸を作った時に軸の中心が形成されます。

この軸の中心がエネルギーの源となります。なぜなら、ゴムバンドを均等に引っ張り続けると、最もストレスを受けている中心部が切れるからです。この場所こそがエネルギー(最も力が集まった部分)の発生源となります。


3.2つの中心点と人間の動き

人間には2つの中心点があります。一つは立ったときの中心、すなわち、身長を二等分した地点である丹田の位置です。二つ目は四つん這いになったときの中心点で、これは背骨の長さとほぼ等しいです。背骨の長さを半分にした地点は胸椎の5番目の位置、つまり左右の肩甲骨の間に位置します。

立つ姿勢と四つん這いの姿勢では、この二つの中心点が異なります。2点が存在することで、その間に空間が生まれ、動きが生じます。それが人間が様々な「運動」を可能にする理由です。


4.人生の軸

人生の軸は経験によって作られます。人生には失敗と成功がありますが、失敗は人間の心に強く残る傾向があります。大きな失敗をした人は、反対に大きな成功を収める可能性も秘めています。成功と失敗の波動の中で見つけられる中心点が、人生の軸となります。

この軸が運動の中心になり、運命を引き寄せ、自己を前進させる力となります。人生が進むにつれて、この軸は変わることもあります。なぜなら、大きな失敗や成功はいつでも起こり得るからです。軸(中心)がしっかりとした人は、些細なことで揺さぶられることなく、物事を大局的に見ることができます。大きな視野から物事を見ることで、新たな軸や中心点を見つけることも可能になります。

人生は螺旋階段のように昇っていきます。軸がしっかりしている人は、自己を高め続けることができます。自分の軸を見つけ、それに沿って人生を進めていきましょう。

GYU





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