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「メディアアタック」ではなく「メディアアプローチ」【広報さん推奨の言葉遣い】

1社目のPR会社にて。
プレスリリースの後追い連絡のため、メディアリストを上から順番に機械的に電話していたとき、当たり前のように使っていた言葉が「メディアアタック」

その後、井之上PRに転職。
メディア関係者にヒアリングしようと(いわゆるメディアオーディット)話をしている社内会議でのこと。

「じゃあ、このリスト使ってメディアアタックしてみますね😉」と安易に口走った瞬間、当時の部長から鋭く強く指導された衝撃の内容がコチラ!
👇

部長(現執行役員):
「メディアアタック」という表現は、PRパーソンにとってふさわしくない。いかなる場面であっても二度と使わないように!「アタック」という表現には、リストの上から順番に当たっていく飛び込み営業的アプローチのニュアンスが強い。あなたはテレアポ部隊で焼き畑セールスをやっているんですか?「双方向性コミュニケーション」を大切にするPRパーソンではないんですか?日頃から使ってる言葉は、いざという時に行動にも表れるし見透かされるぞ!「私ってアタックされてる(売り込まれてるのか)」と感じ取った記者さんと対等で良好な関係を構築できるはずないよな!
強いて言えば言葉としては「メディアアプローチ」が適切。一方的な売り込みではなく、メディアとの良好な関係性を維持しながら、お互いWin-Winの情報提供を行うのが、PRパーソンの役割ということを肝に銘じるように!

福ちゃん(平社員):押忍!!

正直、指導を受けた当時は、言葉尻捉えて言葉遊びor言葉狩りじゃね?という気持ちもあったけど。インハウス広報という立場で、メディアや記者さんとの向き合い方においても通底する思想とスタンスではないかと思った学びでした。

追記
「メディアアプローチ」がワンパターンなら、たとえばメディアに「打ち込んでみる」「サウンディングする」といった表現もバリエーションとして使いこなせると「分かってる感」が出せマウス🐭(主に社内で)✨

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