見出し画像

一冊のDTM教則本をきっかけに、3週間でBiSH清掃員になって人生変わった話(+マーケティング視点での考察を少々)

はじめに

押忍!

2021年12月!NHK紅白歌合戦にイマ最も勢いのある非王道アイドルグループ☆楽器を持たないパンクバンド 『BiSH』の出場が決まりましたね✨
…って数日前からこの原稿をのんびり書きかけてたら、まさかの解散発表に驚きと悲しみを隠せないクリスマスイブです😿🎄

…で、正直に言います
実はワタシ…ほんの3週間前までBiSHのことを認知してませんでした(ガチ)!

そんなわけでパンナコッタ★

にわかファン代表の福太郎(43歳、男性、会社員)が、どのようにして清掃員(BiSHファンの呼称)となったのかありのままにお伝えします(^^)

一組のアーティストにハマる一人のファンが誕生するまでの一連のプロセスをマーケティング視点で(半ば強引にw)整理してみたので、世のマーケター(特にエンタメ業界)にとって参考サンプルくらいにはなるかもしれません
※ディープなファンにとっては理解が浅かったり誤解している部分もあるかと思いますが、事実に基づいた圧倒的主観であることをご理解いただければ幸いですm(__)m

20年ぶりに打ち込み再開

まず背景を説明しますと、実はワタシ…中学〜高校〜大学時代(主に90年代)にTM NETWORKや小室ファリーの影響を受けまくって小室哲哉先生に憧れて思春期を過ごしたことが原因で、打ち込みでオリジナル曲を作詞作曲編曲して、自らステージで歌ったりしてました🎤🎸🥁

当時ワタシが使用していた機材は、KORG iシリーズ(世界的に大ヒットした01/Wシリーズの流れを汲む自動伴奏機能が画期的だった)とかYAMAHA EOS(小室哲哉プロデュースで知られる今でも神機材)といったオールインワンシンセサイザーとYAMAHA MT8Xというカセットテープ式MTRを駆使して半分アナログのデモテープ作ったりしてました

雑誌は「キーボードマガジン」と「キーボードスペシャル」を定期購読したりシンセキッズでした(#^^#)🎹…懐かしいですねぇ(^^)

それから社会人になり音楽活動と言えば飲み会の二次会でのカラオケくらいな人生を送っていました(笑)

画像3

そんななかでパンナコッタ★

20年の時を経て、令和のDTMerとして華々しく再デビューするためにまず行ったこと、それは…

DTM教則本を買うこと

でした!w

今の時代、必要な情報はネットでほとんど入手できるし、YouTubeで操作方法やスキル習得も可能(^^)💻

しかし、昭和生まれ世代の性なのか、いざというときに手元でペラペラめくりながら確認できる紙で安心感は持っておきたいものです(よね…あれ?w)

そんなわけでパンナコッタ★

ほぼジャケ買い的にそれほど深く考えずに、本当にたまたまオンライン購入したのがこの一冊でした(^^)

画像2

はい!この本が今回のタイトルのワタシの人生を変えた一冊となりました☆

BiSHの音楽プロデューサーである松隈ケンタ氏のソウル溢れまくる濃密な内容でした(ここまで手の内を明かしちゃって大丈夫なんですか?レベル)✨

特に役立ったポイントをいくつか紹介すると

■最低限必要な機材(DAWソフト、オーディオインターフェース、コンデンサーマイク、ヘッドホン、モニタースピーカー)

■DAWソフトの選び方(Studio One、Pro Tools、FL Studio、Logic Pro、Ableton Live、Digital Performer、Cubaseなどの解説)

■ワンコーラス作曲法(クオリティ低くてもいいからイントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→エンディングまで作り切ることが重要)

■憧れのアーティストをどんどん真似しよう(リズム、コード進行、メロディなど良いものを取り入れて組み合わせることで少しずつレベルアップしていけばよい)

■よく使うコード進行例(明るい曲、暗い曲、切ない曲のコード進行パターン例&BiSHの楽曲で多用している切ない王道コード進行はコレ!)

■松隈ケンタPとアユニ・Dとの特別対談(撮り下ろしグラビア写真アリで内容も読みごたえ十分)

…など、まさにDTM初心者にとってココが知りたいポイントなんですよ~という押さえどころがギュンと詰まっている一冊でした✨

DTMerじゃなくてもBiSH清掃員であればコレクターズアイテムとして一冊持っておいても良いぐらいオススメです☆

その結果、最も選択が難しかったDAWソフトは松隈ケンタPとおんなじものにしておけばええやろってことで

Studio One

に決めました(^^)✨

その後、機材一式をチョイスするために楽器店に足を運んでオススメ機材を見繕ってもらったり、iZotope社のプラグインソフトの研究したり着々と装備を買い揃え、1ヶ月くらいでこのくらいの環境が整ってきました💻🎤🎧✨

画像1

(主な機材)

DAWソフト: Studio One 5 Professional
オーディオインターフェース:steinberg UR-RT2
コンデンサーマイク:AKG  C214
ヘッドホン:AKG K371
モニタースピーカー:ADAM AUDIO T5V
MIDIキーボード:Roland A-500

…うーん、イイ感じですねぇ(^^)✨

新米DTMerとしてこれからばんがるぞ!

神曲『プロミスザスター』との出会い

そして!

この本の中で松隈Pが、切ない系のおすすめコード進行なんかを紹介してくれてるんですよね♬

…で!

「実際どんな曲なのか参考までにちょっと聴いてみっか」

「BiSH?への提供曲?ナニソレ?バンド名?アイドル系?」

くらいの軽い気持ちでYouTubeで聴いてみたのが

『プロミスザスター』という曲でした👂

はい、これで一発でやられました( ゚Д゚)!

強烈な衝撃の雷に全身を打たれた思いでした

「メロディ良い」「楽曲のクオリティ高杉晋作

に加えて

「単なる量産型アイドル…じゃない」圧倒的な鬼気迫るパフォーマンスと歌唱力🎤

音楽プロデューサー×アーティストの作品と世界観とパフォーマンスのレベルが圧倒的な次元で融合していることにビビりましたね( ;∀;)

加えての感想として「ファンのテンション高ッ!そして一体感すご」w

アユニ・Dとの因縁

この本の中で松隈Pと対談してるのがたまたまアユニ・Dだったんですけど、なんかどっかで見たことがあるようなないような…うーん。という状態が3日間ほど続きました。

この時点で既にYouTubeでBiSHのMVやライブ映像を漁るようにチェックしまくってたこともあったのでしょう

辿り着いたのが「しゃべくり007」でアユニ・Dが全力でいじられて

「なんか大人に付けられました」

「ハイハイ、そうです(塩)」

という爆笑のシーン( ´艸`)w

キュピ―――――――――ン!

「うわ!このシーン、リアルタイムで見てたわ!」

と記憶が結びつきました( ゚Д゚)!

あの時の塩対応のアイドルがアユニ・Dだったんですね👀

これでさらに親近感が高まったんですよね~(^^)

こーいうところで、複数メディアで露出を積み重ねることの重要性を実感しました☆

メンバーの顔と名前が一致する

ここからは加速度的にBiSHへの理解が深まっていきました(^^)

しかし、各メンバーの才能とタレントは本当にパワフルですよねぇ★

以下、ワタシの独断と偏見によるメンバー紹介です✋

アイナ・ジ・エンド ⇒ 圧倒的パフォーマンス、シンガーとしての伸びしろが楽しみすぎる逸材、ミックスボイスうまいし椎名林檎のようなドスを効かせた歌い方もできる幅の広さ、このグループがパンクバンドと名乗ることができるのはアティチュードもスキルも含めてこの人の存在がとてつもなく大きい
セントチヒロ・チッチ
 ⇒ 正統派で伸びやかな歌声、ダンスのキレもよく喜怒哀楽を前面に出したパフォーマンス、バラエティトークもスキル高くバランスが良い
モモコグミカンパニー ⇒ 時々ドキッとするような流し目や大人っぽい声を出す、根性あって負けん気の強そうなキャラもなんかほっとけない雰囲気
ハシヤスメ・アツコ ⇒ 天然キャラだけど意外とメタ認知して演じているかも、大人の女性になってきてるのにあえてストイックに抑えてる色気、将来化けるだろうなぁ
リンリン
 ⇒ 無口担当w、奇抜なヘアスタイルにしてるけど元素材はかなりの美少女、高い声が特徴的でデスボイスまでやっちゃうパワーすごい
アユニ・D
 ⇒ ルックスも声もグループの中で最もアイドル的な正統派アイドル、教則本の対談でもファンになった、しゃべくり007での塩対応のインパクトが今でも印象的w

さらなる楽曲の聴きこみ

もう名曲揃いすぎてベスト10とか選べないです😿

私のように入門者であれば、このあたりからは入りやすいかと思います(^^)

いやはや、圧巻のライブパフォーマンス✨

他にも素晴らしい曲が目黒引き…いや、目白押しなのでYouTube公式チャンネルからチェックしてみてください(^^)

BiSHの魅力

色んなアングルで複合的に魅力が詰まってますがあえて言うならってことで魅力を整理しておきますね(^^)

音楽性 ⇒ メロディアスでストレートなロックが心に響く、松隈Pがブレずにロックで勝負するという意気込みが滲み出ている、歌声を聴いてすぐに「BiSHや」と分かる強烈な個性、ライブなんかでエンディングを引っ張ってコール&レスポンスなんかやらずに原曲どおりすっぱり終わる潔さ(特にオーケストラのアウトロのWOWWOW~のくだりなんかあと1回多くても全然盛り上がるのに、と思ったりするけどきっとこのあえて短めに終わって次の曲への勢いを落とさないという意図があるのでしょう)

キャラクター ⇒ 6人のキャラをしっかり立たせつつアイドルの顔とアーティストとしての実力が絶妙なバランスで両立している、バラエティ番組慣れもしてきてますます磨かれてきている、かっこつけない&飾らない等身大のキャラをさらけ出すところもいいですね、復活ライブで女性ファンが涙を浮かべながら応援してるシーンが印象的でしたがその気持ち分かる気がします、女性ファンも多そう、そもそものネーミングセンスがぶっ飛んでるw

パフォーマンス ⇒ 経験を積むほどにメンバーの歌唱力やステージングのレベルがドンドン成長している姿をリアルタイムに見守ることができるというエンタメ、ちょいちょいダサい振付やポーズを織り交ぜるカッコつけすぎない脱力センス(オーケストラの最後のポーズw)、MVもステージパフォーマンスもすべて全力でやりきる彼女たちの姿に元気や勇気をもらうことができます、エンターテインメントの役割ってこーいうことだよなぁと改めて実感しますね

BiSH沼に引き込まれた流れ(重要)

そんなわけでパンナコッタ★このようにしてワタシはわずか3週間でどっぷりBiSH沼にハマることになったわけなのでありました('◇')ゞ💦

今一度その流れを整理するとこうなります👀

DTMはじめる ⇒ DTM教則本を買う(松隈ケンタPの著書) ⇒ 教則本に掲載されていたBiSHの曲をチェックするためにYouTubeでBiSHのライブを観る ⇒ 『プロミスザスター』にハマる ⇒ YouTubeでBiSHのMVやライブ映像を聴きまくる ⇒ YouTubeで「しゃべくり007」出演時の動画を観る ⇒そのオンエアをリアルタイムで観てたことを思い出す ⇒ 親近感がさらに高まる ⇒ どんどんハマる ⇒ 公式やメンバーのTwitterアカウントをすべてフォロー ⇒ NHK紅白歌合戦出場決定してたことを知る ⇒ 2023年解散発表される(イマココ)

まとめ

はい!そんなわけでパンナコッタ★

今回のワタシの実体験を踏まえて、アーティストのファンを獲得するための打ち手をマーケティング視点で考察しました

以下が重要かつ有効な施策であると考える次第です(^^)

■YouTube公式チャンネルで高画質のMVやライブ映像を惜しみなく公開(ファンの入り口、きっかけとしては絶対的に超重要。じゃないとそもそもタッチポイントが作れないし違法アップロード映像頼みになってしまう)

■YouTube公式チャンネルで舞台裏や本音トークなどの裏話、NG集、プライベートなどをちょっと公開(自分が参戦していたライブの楽屋風景とか疑似体験として興奮するし、ファンとしては好きなアーティストの素顔をもっと知りたいと思うものですよね、そういう欲求に応えてあげることは重要)

■ファンがMAD映像をYouTubeに続々と公開している状態(ライブ映像の勝手編集やテレビ出演など)※ここは超法規的な領域ですが、注目度や人気のバロメーターでもあるので難しいところですね、多くのレコード会社やプロダクションはそのあたり分かっててあえて意図的に放置しているのではないでしょうか(想像)

■テレビ・ラジオなど電波メディアへの出演(とにかく認知してもらう意味ではいまだに最強、特にテレビの音楽番組やバラエティ番組、やはり地上波で芸能人と絡んでる姿を見ることで、世の中においてもパブリックな存在として認知されていることが確認できると安心して応援できるスイッチが入るし純粋にファンとして誇らしい気持ちになる、マニアじゃない人にも紹介しやすくなる効果も、楽曲そのものやトークでキャラを認知してもらえるので同様にラジオも有効、ブレイクするまでのフェーズでは多少イロモノ扱いされたりしてもどんどん露出して知ってもらうことが重要)

■メンバー個人SNSによる情報発信(ファンとしては好きなアーティスト自身が語るコトバを聞きたいんですよね、言うまでもなく)

■出版物などメディアミックス(ワタシの場合は松隈ケンタPによるDTM教則本でしたが、認知獲得を目的とした電波メディアではなく、特定の分野を掘り下げた紙メディアでの発信を組み合わせることで、メインターゲット以外のリード獲得機会になることがあるなぁと感じます)

終わりに

はい!いかがでしたでしょうか👀

ワタシが一冊のDTM教則本をきっかけに、3週間でBiSHファンになって人生変わった話。後半はマーケティング視点での考察を織り交ぜながら解説させていただきました

この一連の出来事が、みなさんのビジネスにおいて何らかのヒントや気付きに繋がるのであれば本望です(^^)

先行き不透明な時代ではありますが、来年は毎月シングルリリースやコンサートなどかなり濃密にBiSHがイキイキと活躍する姿を楽しませてもらえることをプロミスしてもらえたので、あと一年はポジティブに人生を楽しんでいけそうです!そういう意味で、人生変わりました!

まずは大晦日に迫ってきたNHK紅白歌合戦を全力で応援することをプロミスします!

押忍!!

写真 2021-06-11 19 30 27





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?