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隠し部屋・偽

ついに念願だった家を建てた。
子供の頃に冒険小説にあった、
憧れの隠し部屋を大工に作ってもらった。
そのことは家族に内緒である。
大好きな映画を大音量で見られるように防音もばっちりだ。
後は誰にもばれないように、
皆が出かけた隙を見て少しずつ部屋を作り込む。
モニターを運び入れ、
スピーカーを繋ぎ
特にこだわったソファを、
家族不在のこのタイミングに届くように手配して、
何とか一人で運び入れた。
困った…ドアが開かない。

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