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〈WBC2023開幕〉侍ジャパンテーマ曲、テレビ朝日は布袋寅泰でTBSは?

WBCが開幕する。プロ野球好きで普段から野球をよくみるので、本当にワクワクしている。

侍ジャパンの試合は、TBS系とテレビ朝日系で放送される(地上波民放)。私の知る限り、かなり前からこの2局だけ。
TBS系とテレビ朝日系それぞれ、テーマ曲がある。

TBS系のテーマ曲は「Separate Ways」。アメリカのロックバンド Journeyの、1983年の作品。

テレ朝系テーマ曲は「Battle Without Honor Or Humanity」。布袋寅泰さんの、2000年の作品。

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布袋さんの曲は聴きなれていて、「あっキル・ビルの曲だ」とすぐわかる。実は、「キル・ビル」のために作られた曲ではないらしい。

元来『新・仁義なき戦い。』のメインテーマとして作曲されたものだったが、映画を見てこの曲を気に入ったクエンティン・タランティーノにより、彼の監督映画『キル・ビル』のメインテーマに採用された。

Wikipediaより

しかしいずれにせよ、真剣勝負を盛り上げる、バトル感たっぷりの曲として作られたもの。スポーツのテーマ曲としては、王道だ。敵をバッサバッサ斬る、痛快な「侍」の映像が思い浮かぶ。

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ではjourneyの「Separate Ways」は、どんな曲なのか。
改めて歌詞を確認してみたら、かなり意外だった。一言でいうと、失恋の歌。心が離れ去ってゆく恋人への、切々とした思いを語りかける歌詞。しかもかなり、あきらめきれない感じで。

野球と関係ないのはもちろん、勝負の歌ですらなかったのか・・・

でもそんな歌詞を知った後でも、この曲と侍ジャパンとの相性のよさは認めざるを得ない。

「Separate Ways」がバックに流れると、同じ侍でも忠臣蔵の討ち入りみたいな悲壮感があふれてくる。
逃げられない戦い、だけど立ち向かうのが使命・・・
抜群に「日本人こういうの好きそう」な雰囲気になる。そして私も好き。

試しに「侍ジャパン テーマ曲」で検索すると、上位はほぼ「Separate Ways」に関する記事やブログが主。やはりこの曲は、侍ジャパンテーマ曲として、より親しまれているのだなと思った。布袋さんの曲は、バラエティ番組など他の場面でもよく使用されるので、もっと広いイメージを持たれているのかもしれない。

国産より、輸入物の方がより親しまれて、
戦いと関係ない曲が、戦いを盛り上げる。
なんだかいろいろ面白いなと思う。

ちなみに細かい話だが、
TBSの中継では、CMに入る前などに「Separate Ways」のラスト部分「オォーーー!」とシャウトする声が、ジングル的に使用されている。今まで「OHー!」だと思っていたのだが、冒頭のMVで確認したら(4:18頃)「Noー!」で、驚いた。

野球中継でCMに入るときといえば、攻守交代時かピッチャー交代時、もしくは何らかの理由で試合がストップしたとき。
そういうタイミングで「Noーーーーー!」と叫びたくなるような試合展開は、WBCでは極力ないよう祈りたい。

今までの大会以上に厳しい戦いが待っていると思うが、少しでも長くWBCを楽しみたい。
まずは予選リーグ。大谷選手などの豪快なバッティングと、夢の投手ローテ(大谷・ダル・山本・朗希!)を堪能しよう。

追記:
祝・優勝!大会終了後の所感を、こちらの記事にまとめました。


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