守谷佳純(kasumi)

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守谷佳純(kasumi)

小説 | 音楽コラム(新旧J-POP)| エッセイ | プロ野球ファン雑記 | 他いろいろ | 心のおもむくままに書いています。プロフィール→https://note.com/gypsoksm/n/nb2af6abff3e9

マガジン

  • Good music

    新旧さまざまなおすすめの音楽を、思い出とまじえてご紹介します

  • オフコース愛を止めないで!

    連続コラム【オフコース愛を止めないで!】をマガジンにまとめました。 コラムは完結しましたが、今後オフコースや元メンバー関連の記事を、随時掲載します。

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サイトマップ〈守谷佳純note〉

小説、音楽エッセイ、野球、雑記など、好きなもの、表現したいことを、心のおもむくままに綴っています。 ぜひ読んでいただけたら、うれしいです。 ℹ️随時更新しますℹ️ 自己紹介 小説スカートとズボンの話(全6話 note創作大賞2024応募作品) 2024/5~7月まで連載した小説を、加筆修正して応募したものです。 連載時の小説はこちら スピンオフ短編はこちら →前編・後編 シェアハウス・ムラヤ(全7話 note創作大賞2023応募作品) 短編小説 1話完結ストーリ

    • 杉山清貴、カルロス・トシキ、それぞれのオメガトライブ。シティポップの魅力〈SUMMER SUSPICION〉〈アクアマリンのままでいて〉〈Cosmic Love〉

      NHK BSの「The Covers」という番組に、杉山清貴&オメガトライブが出演していた。 (観たのは2024年8月下旬、つい先日。初回放送は5月だったよう) 最大ヒット曲「ふたりの夏物語」と共に、中森明菜さんの「北ウィング」などのカバーを披露。 いずれも、シティポップのレジェンド作曲家 林哲司氏による作品。 しかもこの番組では、驚きのエピソードが披露されていた。 すごい話だ。明菜ちゃん、当時まだ未成年のはず。 本邦初公開なんだろうか。それとも有名な話なんだろうか。

      • 【ショートショート】黒幕甲子園

        たらはかに(田原にか)様の企画に参加します。 お題は「黒幕甲子園」 「甲子園は、清原のためにあるのか! やっぱりこの時代が最高だよな」 父は上機嫌で、試合間に放送する「高校野球名場面集」を観ている。 「最近の甲子園はつまらねえな。昭和平成がよかったよ」 息子は黙ってため息をついた。 しかし様子がおかしい。名場面集の古い画質そのままに、次の中継が始まったのだ。 「香川の尽誠学園 対 山口の宇部商業? 昭和の常連校じゃねえか。こんなの出てたか?」 息子が舌打ちした。 「や

        • フォローさせていただいた方々へ。

          最近、noteで行われている文芸活動に興味がわき、活発に活動されている方にスキやフォローをさせていただいています。 作品を多数公開されていたり、企画を催している方などです。 これまでは、エッセイを書く方、音楽などカルチャー系の記事を書く方との交流が主でしたので、はじめての世界を覗く思いで、いろいろと拝見しています。 (それ以外でも、以前からよくお見かけし気になっていた方などを、フォローさせていただいてます😊) ひとつ声を大にして言いたいのは、 フォロバ目的では、ありませ

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        • オフコース愛を止めないで!
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        記事

          【私のnoteの書き方】②noteで小説が書けるようになった

          前回(①)はこちら noteで音楽や雑記、カルチャーについて書いてきた私。 それが突如「小説を書いてみたい」と思うようになり、やがて書き上げられるようになった。 「note創作大賞2024」では、小説部門に6万字の中編を応募した。 (2023年も、漫画原作部門に小説を応募) 中間選考に残った経験はないので、実力はまだまだと思いますが。。 こんな風に突然創作できるようになったのは、まちがいなくnoteのおかげだと思うので、そのいきさつを書いておきたい。 実は子どもの頃は

          【私のnoteの書き方】②noteで小説が書けるようになった

          【私のnoteの書き方】①「書きたい」より「伝えたい」だった頃

          noteを始めて1年9か月ほどになるが、気がつくと、初期の頃から想像できないものを書いている。 ここで、少し振り返りをしてみたくなった。 noteをつづけて、書きたいこと、書くことに対しての思いがどう変わったのか? noteの街にいる方々は、皆さん「書くこと」に関して並々ならぬこだわりがある。 でも私は最初「書きたい」より、「伝えたい」が強かった。 それは私がしばらく、音楽について集中的に書いていたからかもしれない。 今はだいぶ考えが変わってきたのだけど、この「書きたい

          【私のnoteの書き方】①「書きたい」より「伝えたい」だった頃

          noteでの行動パターンを変えてみたい。(少しだけ)

          noteを始めて、1年半とちょっとになる。 自分なりにマイペースにやってきて、おかげさまでずっと楽しく続けている。 でもここに来て少しだけ、変化がほしくなってきた。 いや変化がほしいというより、自分が変化しようかなぁと。 今までは「マイペース」を維持するために ・コメントしすぎない ・フォローしすぎない ・お題企画もやらない(単純に苦手) ・あくまで、自分の発信したいこと第一! だった。 (そもそも始めた頃は、noteがこんなにSNS的だと思ってなかったのもある。ブログ

          noteでの行動パターンを変えてみたい。(少しだけ)

          【この夏やりたいこと】ホヤをさばいて食べる

          海のパイナップルと呼ばれる、珍味ホヤ。 賛否両論、謎の食べ物。でも私は昔から大好き。 が、さばいたことはなかった。 生産量 全国シェア1位の県に住みながら。 10数年前ここに移り住んだ時、チャレンジしようと思ったのだけど 当時は、今みたいにわかりやすく説明する動画もなく 職場の人に聞いたりしたけどよくわからず (口の説明だけでは) まーいいや、飲み屋行けば食べられるし! さばいたって、どうせ私しか食べないし。 とあきらめ、今に至っておりました。 この度ついに、一念発起

          【この夏やりたいこと】ホヤをさばいて食べる

          (雑記)話上手な人たち

          私が「話上手」だなぁと思う人は、 まず旅行のお土産話が楽しい。 お土産話って当たり前に求められるけど、私みたいな話下手にはけっこうハードルが高い。 時系列でざっくり話して、あれ美味しかった、ここ楽しかった、と2,3印象深かったことを言って終わってしまう。 抜群に上手いのが、たまにこのnoteに登場する私の姉。 美味しかったもの、観光スポット、 移動中の同行者との小競り合い、 ホテルで居合わせた団体の破壊力、等々、 珍道中エピソードで笑わせてくれる。 漫談ばりに適宜、自前

          (雑記)話上手な人たち

          〈短編小説〉ヨシカワの話(後編)

          この小説は 「【note創作大賞2024】スカートとズボンの話」のスピンオフ作品です。 「スカートとズボンの話」第1回とあらすじはこちら ↓ 前編はこちら  リョウさんが何気なく言った「最後まで行った」の意味は、すぐにわかった。 「すごく興奮しているんだけど、本当にあの華なのかな、って信じられないような、不思議な気持ちだった」  東京での記憶をずっと頭から追い出していたリョウさんが、どこかに残っていた「華さん」との記憶を、ひとつひとつ取り出している。  淡々と話すリ

          〈短編小説〉ヨシカワの話(後編)

          〈短編小説〉ヨシカワの話(前編)

          この小説は 「【note創作大賞2024】スカートとズボンの話」のスピンオフ作品です。 「スカートとズボンの話」第1回とあらすじはこちら ↓  雨が強くなってきた。  翌朝に来る予報の台風が、もう接近している。リョウさんは、今日はもう閉めよう、と店の入口へ向かった。  帰ろうとする俺に、タカヒロ、今日は泊まっていけよ、雨が強いから。とリョウさんは言った。 「大丈夫だよ、しばらく飲んでて。俺も飲みたいもん」 「ソウタは、今日はどうしてるんですか」 「今日は友達の家なんだ

          〈短編小説〉ヨシカワの話(前編)

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈6〉蒼い海

          第1話はこちら 第6話 蒼い海2019年  花凛が中学受験をすることになった。今年、小学5年生だ。  志望校は、都内の中高一貫女子校に決めた。  勧めたのは「ばあば」、わたしの母だ。  花凛は 「まあ、地元の中学もちょっとなって思ってたし。頑張ってみる」 とやや消極的に志望を決め、受験のための塾に通いはじめた。  花凛は誠順の実家には長期休みごとに遊びに行っており、ホテル四季乃井にもすっかりなじんでいるらしい。  異母きょうだいの「シオリ」ちゃん、「ナギ」くんとも仲良

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈6〉蒼い海

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈5〉誰より好きなのに

          第1話はこちら 第5話 誰より好きなのに2007年 「俺は華に、ぶっ壊された」  誠順はその頃、冗談交じりによく言った。  「ぶっ壊された」のは、理性的な誠順。  周りからの期待に、120%応える誠順。  後から考えると結局、それはまったく壊されてなどいなかったのだけど。  わたしたちは、毎日のように会った。  会うたびにわたしは誠順に思いを伝え、伝えるほど、誠順も愛おしさをわたしに返してくれた。鏡みたいだった。  わたしはたまらなく幸福だった。服を脱いで彼の体にふ

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈5〉誰より好きなのに

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈4〉霞が関コンフィデンシャル

          第1話はこちら 第4話 霞が関コンフィデンシャル2006年  公園で依頼を受けてから2週間後、わたしは、霞が関の装美監理庁に通いはじめた。  merbleueの定休日を利用しながら週に2,3日出勤し、ガイドラインの叩き台が完成するまで協力することになったのだ。 「華さん、一緒にランチ行きましょう」  声をかけてきたのは、オオシマさんだ。ごく平凡な名字のわたしは、早々に「華さん」と呼ばれるようになった。 「オオシマさん、さっきはありがとうございます」  彼女はつい先ほど

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈4〉霞が関コンフィデンシャル

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈3〉メンチカツと脱法行為

          第1話はこちら 第3話 メンチカツと脱法行為2006年 「吉祥寺には詳しいんでしょうね。勤めてもう長いんですか」 「近くの女子大に通ってたんです、勤める前から。もう10年近くになるから、ほぼ庭ですね」 「へえあそこの女子大だったんですか」  男は、意外そうにわたしを見た。  行列の先頭から、食欲を刺激する匂いがただよってくる。  わたしは20分前に出会ったばかりの男と、アーケード街にある肉屋の順番待ちをしていた。男が会うなりここのメンチカツが食べたいと言い出し、共に行

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈3〉メンチカツと脱法行為

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈2〉ブロークンユース

          第1話はこちら 第2話 ブロークンユース2002年 「ヒロヤも、結婚するらしいよ」 「へえ。あの彼女と? 隣のクラスだった」 「そうみたいよ。らしいよな」 「らしいねー。なんだかんだ言って、王道外さないタイプ」  そうそう、わかる。王道を外さない。  少しだけチクッとする思い出を胸に、わたしは横でうんうんと頷いた。  わたしは、高校3年のクラスの友達と飲んでいた。サヤカが結婚することになり、その報告会だ。サヤカは、短大時代からつきあっていた彼氏とゴールインすることにな

          【note創作大賞2024】スカートとズボンの話 〈2〉ブロークンユース