日記 30歳、我に返らない
6/25(火)
30歳になった。
29歳最後の日は本業後にパン屋のシフトに入っていたのだけど、日付が変わった瞬間にじゃーん!と言いながら奥さんがお花を出してくれた。
ちょうどこの数分前に私のバカウケ限界人生エピソードを披露していたのだけど、奥さんが「30代は絶対絶対いいことばかり起きるよ!」と50回くらいおまじないをくれて嬉しかった。
どうしたことか終電を逃し、30歳早々タクシーに課金して帰宅。
朝はきちんと寝坊してドタバタと出社する。十の位が変わろうと私の生活は何も変わらない。
好きな人間たちから続々とLINEギフトが届いて嬉しかった。
大親友ナツミ(実名、とにかく顔面がいい限界オタク)からのLINEを読みゲラゲラ笑い、同時に思わず泣きそうになる。
私の29歳散々だったな〜とふとした時に思い出し深く深く息を吐いているのだけど、それでもウルトラハッピーな友人たちのおかげでまあでもおもしれ〜人生ではあるか♪と思うことができてるな。
夜は幼なじみマアタン(実名、私のパワースポットガール)が連れ出してくれて代々木上原でディナー。
わざわざ私の好きなお花屋さんで花束を買ってくれていて愛だった。
ここでもダイスケくんの話。
マジ!!?????とデカい声を出していて、私も同じボリュームでマジ!!!!!!!!と返す。
何かの話で私がダイスケくんに「え〜これはじめて!」と言ったら、彼は胸を抑えながら「男ってチョロくてはじめてって言葉に弱いから、、刺さっちゃうからやめてぇ、、」と言っていたのだけど、
いや逆にヤリ逃げという形で私側が特大の人生初をいただくとは思わなかったわ、と言ったら手叩いて笑っていた。
マアタンはそこから彼のことを「はじめてくん」と呼んでいた。不名誉すぎる。
誕生日プレートを出してもらいにこにこ。
先週アズサちゃん(母)が私の生誕30周年を祝う予定で東京に来ていたのだけど、「母歴30周年おめでと❗」と逆祝いしたので自分用のお祝いプレートは今年初。プレートって嬉しいね
マアタンとはお互いの誕生日が近いから毎年バースデーカードを交換しているのだけど、マアタンのどんなところが好きか・どういうところが素敵かを書き連ねる私に対し、彼女は「朱音はとにかく顔!顔がいい!!今年も一年顔面がサイコーでした!!!」の一点で十年乗り切っている。
マジで毎年顔しか褒められなくてウケる、絶対もっとあるよ私の良いところ!!!!!!
と思っていた(し物申していた)ら今年はなんと!はじめて!!中身を!!!褒めていただきました!!!!
ちなみに書いてあったのは「頑張り屋さん」。頑張り屋さん?
めちゃくちゃおもろい、頑張り屋さんなんだ私って。
毎年かかさずカードをくれる友人がいるって幸せなことだなと思った。うれしいな〜〜
いつものようにひたすら散歩しながら帰る。
センターパートの男性が最も色気がある、いやでもロン毛も、みたいな話をずっとする。
色気があるという書き方をしたけど本当は「岡山天音さんってマジでバチクソエロいよね!!!!」みたいな品性のかけらもない物言いをしていた、我々ずっとこうやって生きていこうねと固く約束。
6/26(水)
仲良しの先輩にサシでご飯に誘われ、六本木の中華。
行ってみたらカウンター席でお〜〜っと?
誕生日プレゼントに花瓶をいただいた。
とてもとても綺麗で素直に嬉しかった。飾ったら写真送りますね、とお礼を言う。
あなたは無意識に人を喜ばせることを言うのが上手、俺はこれとこれが嬉しかった、ともう随分前のエピソードを披露され、そんなちいさなことを細かく覚えているのすごいなと思った。
そのあともほんのり繰り出されるすべてのおっと?ワードをかわしつつ、ひたすら箸を動かす。
また行こうよ、ぜひぜひ!と言葉を交わして解散。
電車に乗ったら「ご飯だけじゃなくて遊びとかも行けたら嬉しい!」と連絡が来ていて、そこには触れずに返信をする。
そのまま登戸に向かい、10年くらい好きだった人と落ち合う。恋愛的な意味じゃなくて憧憬的な意味で。
なんか面白そうだし会ってみる?となったのだけど要はセックスしてみる?ということで、私さすがにセックスしてみましょう!という約束をするのは初めてでウケるな〜と思った。
面白そうな方に舵を切ってしまう癖が抜けないし、自分の知的好奇心に抗えない。そういう星回り。
多摩川沿いを散歩しながら、私付き合ってない殿方と多摩川沿いを散歩するのこれで5人目だなとふと思う。多摩川沿いを一緒に歩いた人間とろくな関係を築けたことがない、もしかして水辺と相性悪い?
今回わかったこと
・(感覚が)ぶっ壊れてんな〜と言われて初めて自分の感覚のズレに気付く そうなの?
・やはりセックスが恋愛感情に直結することはないっぽい
・憧れていた人への気持ちは何かあっても特に変わらん。近くもならんし遠くもならん、別にずっと憧れ
・私って普通に恋愛がしたいのかもしれない
翌日、それではまたと言って解散。
彼に幸せなことがじゃんじゃん降り注いでほしいな〜と思った。
30歳のテーマは「我に返らない」にした。
30歳の、というか、一旦は2024年下半期の。
少し前までは「一時停止」と「滞りなく」にしようと思っていたのだけど、土壇場でひっくり返されて全てをオモシロに変換できるようになってきたため上記に訂正。
ナツミに30歳のテーマは我に返らないであること、色気とユーモアのあるおもしれ〜女になることである旨を伝えたら、大変同感だ、私もそのようにすると深く頷いていた。
30代ド新規、これからも他人のせいにも環境のせいにもそれからできるだけ自分のせいにもせず、良い意味でデカい諦念の椅子に腰掛けながらすべてを愛して生きられますように!
我には返らず面白い方に舵を切り、バカウケ限界人生を面白がれる度量のある女でいたいね、と思いました
目的もゴールも決めずゆるやかな散歩くらいの気持ちで生きる #tanka
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