[外で食べる 3皿目] 地元に愛されつづけ60年、想い出の味を想い出にする@あもん(荻窪)
1月29日、土曜日。
今月31日をもって閉店する、荻窪【あもん】にいってきた。
今ある餃子の中で、都内イチ…いや、日本でイチバン好きな餃子屋だ。
荻窪に親しまれて60年
お店につくとほぼ満席。夜の部がオープンする17時。ほぼ満席の店内を外から覗く。
かろうじて空いていたカウンターの端っこのひと席にすべり込み、頭上のメニューを見上げ、注文する。注文するものが餃子と決まっていても、ついつい見てしまうメニューだ。
注文が立てこんで、カウンターでそれを待つお客さんの顔ったら、まぁ名残惜しそう。私もその一人。
閉店は寂しいのだけど、なんか嬉しいこともあった。
お酒を頼む人がいると「あ、じゃあこっちも!」と、店主に負担がないようみんなで協力している。会計も、ぴったり揃えてカウンターに置いていく。
持ち帰りだけの人もちらほらやってくる。
店主が「時間かかりますよ。」というと「大丈夫です、待ちます。」と。
今、ここに来ているお客さんが【あもん】を想う気持ちは同じ。
そんなことを考えていると焼きそばがきた。
50年以上愛され続けている看板メニュー、太麺が特徴の焼きそばだ。野菜がいっぱいなのも嬉しい。
ぐつぐつ沸く餃子鍋
そして、焼きそばを追いかけてくるように餃子も並べられた。
2人前、10個。
ぷっくらした焼き目に、箸で持ち上げると感じるずっしり感。
キャベツとニンニクがいっぱいの、シンプルな野菜餃子。シンプルなものほど、美味しいのハードルは高いんじゃないかな。
いつ行ってもやさしく、美味しい餃子でした。
1月31日閉店の店、あもん
明日の最終日に、最後のひと皿をいただきたいと思う。
そして、店主の根岸さんに心から言いたい、「お疲れ様でした」と。
(これを書いている今、お店にいった友人から店がてんぱっているという情報がはいったので心配になっているところ)
想い出のあもん
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?