ローカルな旅の作り方。 ~かごしま旅をコーディネートする~
この夏の旅行に、鹿児島・桜島を選んでくれた家族がいる。
6月。
「夏休みに鹿児島行ったとして会えますか??」
と聞かれた。
せっかく来てくれるんだもん
「全力でコーディネートさせてください!」
と私は応えた。
そもそもMさんとは、さいたま市の田畑で一緒に活動した仲間で、耕作放棄地を活用したコミュニティファーム INAKA PROJECT でさまざまな体験をいっしょに作ってきた家族だ。
Mさんにとって初めての鹿児島を、カタオカマナミの視点で旅作りの手伝いをした。田んぼや畑を飛び出して、外で会うのはドキドキ。
もし、自分が住んでいる場所に誰かが遊びに来てくれるってなったら、あなたならどう案内する?
お盆から少しズラしてきてくれたとはいえ、私もアウトドアガイドの仕事があったし、合間合間でしかできなかった。
が、観光のマップやふつうのガイドにはできない『ローカルな旅』を作れたんじゃないかな。
どんな旅だったのか、写真と一緒に紹介します。
ゆくさ、おじゃったもしたー!
DAY1
空港からバスで移動。
・イルカゲストハウスにチェックイン
天気がイマイチだったのと到着日は街中をぷらぷらくらいがいいかな、って作戦を練ってゲストハウスを出発!
・ランチ|吹上庵
・センテラス展望所
・センテラス図書館
・いおワールドかごしま
夏休み期間は毎日やっているという水路でのショーも楽しみました🐬
・ニシムタツアー
関東の人からしたら初めてみる食品、素材も多い。それがわかるのがローカルスーパーだ。晩御飯はここで買い込んでやることに決定!
・ディナー|ニシムタの旨いもん
ゲストハウスのリビングを借りて、鳥刺しやみそピーナツ、海藻やさつま揚げ、豆もやし、甘い醤油にところてん…もちろんビールも買い込んだよ♫
DAY2
・名山バカンス
金曜の朝7時15分からは人がここに集まり、ラジオ体操して自己紹介して解散する。ただ、それだけの場所。
オーナーが複数人いて、それぞれが曜日・時間別にやりたいことをやる場。
先に紹介した INAKA PROJECT でも、ここにヒントをもらい "畑de朝コーヒー" を始めた。だから、Mさんには是非知って欲しかった場所のひとつだった。
・桜島deカヤック
バカンスの時間を終えて9時。
桜島に渡り、私のガイドでシーカヤックを体験にしに来てくれた。
溶岩ビーチに下り、みんなでおやつ作って食べたよ♫
・ランチ|ラーメン忠
・・・は、残念ながら休業忠。
・ランチ|やぶ金うどん
仕方なく、桜島フェリーのうどんを食べて帰ったそう🥢
私は午後にもう一ひと仕事して、夜に天文館で合流しました。
・ディナー|黒福多
黒豚料理の名店。と、私は思っている。
ちょっと贅沢なディナーだった2日目、子どもは食べてる途中で寝てしまうくらい朝からうごいたねー!
DAY3
この日、私はがっつり仕事。
Mさんちはレンタカーを借りて指宿方面までドライブ!ノンストップで走りまくってるなー笑
・ランチ|そうめん流し
・名山通り夏祭り
この日、鹿児島市内で大きな花火が上がる日だったから、街中は大賑わい!
おかげで、普段はなかなかない祭り飯を楽しめましたぁ♫
・桜島フェリーで移動
フェリーからみる混雑具合…!
15分のクルーズを終え、桜島のなぎさ遊歩道沿いで陣取り!
・サマーナイト花火
ディズニーとのコラボ企画で、40周年のドローンショーがあった。
帰り、車がすごい混雑だった。タクシーは絶対に無理なくらい!
2キロ以上ある道のりをみんなで歩いて向かってきてくれた。
・サクラジマハウス泊
まだDIYも引越しの片付けさえも途中の我が家にようこそ!
1泊だけだけど、桜島暮らしを体験してもらいます笑
DAY4
・暮らし体験|朝さんぽ
噴煙なのか水蒸気なのかわからないもくもくとしたものが、朝日を透かして見せてくれる。
・暮らし体験|灰そうじ
家に帰り、一宿一飯の恩義? 家の前の灰をきれいにしてくれたよ!
・暮らし体験|障子破り
子どもたちは途中で飽きてしまい、障子を破るという仕事を与えた。まぁ、たのしそうにするよね!笑
灰のそうじも終わってた!家のまん前に積む。
そして、私はMさんに家を任せ仕事へ。
・桜島ドライブ
その間、島内でレンタカーし、ぐるっと一周していたよう!
・おやつ|桜島コーヒー&ベーカリー、LAPITA
途中、コーヒー屋さんやジェラート屋さんに寄って、1周36kmしかない桜島を満喫したようでしたー!
仕事の終わりのタイミングで、桜島フェリーが出発したのでお見送り。
この日が鹿児島市内での滞在ラスト。ということで、最後はホテルステイしていたMさんでした。
DAY5
最終日。
Mさん家族ともいよいよお別れ。
朝6時台の桜島フェリーに乗り、市内に向かう。向かった先は…
・モーニング|ホテルビュッフェ
鹿児島といえば…のひとつに、城山ホテルのモーニングビュッフェを私は推したい!つまり、この日私は早起きして食べにいったのです♡
昼や夜に食べきれなかった鹿児島のおいしいものが、ここに並ぶ。泊まってなくても食べられるしオススメです!
・城山から桜島を眺める
昨日まで間近で感じていた桜島を、市内でも眺望のよい白山から眺める。
ここで一旦お別れして、Mさんファミリーはお土産や念願のアレを食べにいったよ。
・天文館で白熊
子どもの顔と同じくらいの"むじゃき"の白熊!
・お見送り
志布志までゆくバスに乗り、そこから大阪までフェリー「さんふらわあ」で移動する。
夕方発のさんふらわあで鹿児島を出発、翌朝の大阪まで船旅を楽しんでました◎
ローカルな旅の作り方。
埼玉から遠いし、すごーくお金かけてたと思う。申し訳ないなぁ〜って思う一方、めちゃ食べて&遊んでってー!って気持ちのせめぎ合い。
桜島に足を運んでくれた人に、ここの魅力が伝わったらいいなって思ってガイドをしている。海の上ではもちろんのこと、暮らしのことや食べ物のこと、たくさん知ってほしいって思う。
ただ、来たことない人にも同じように伝えられるようになりたい。
鹿児島に行きたいって思ってもらえるように発信することも、ガイドとしての私のやるべきことの一つ。これからの観光において何をするべきか?
今回のローカルな旅をモデルに、何かできるんじゃないかと思っている。だって、私自身がワクワクしてるから。
おまけ
最終日、子どものリュックからでてきたでっかい溶岩。これはどうなったのだろう…?
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