さっき見た夢

女しかいない旅館に泊まっていた。
女しかいない旅館に泊まっていたとき、1人だけ何故か男がおり、私はその男と女2人の4人でホワイトボードのある会議室にいて、ディベートをしていた。ディベートのお題はなんだったか思い出せない。突然、旅館の浴衣の上から黒のダウンを羽織った1人の女が会議室に乗り込んできて、ディベートをしていた4人のうち1人の男のことを大声で罵り始めた。女は男に浮気をされたらしい。地元の子と遊ぶとかなんとか言って…女と遊んでた…とのこと。私はなかなかにディベートを楽しんでいたので、その女の乱入でかなりびっくりして冷めてしまい、とはいえ浮気をしたかもしれないのであれば怒り狂って仕方なく、2人で話し合うべきなのでとりあえずその場を離れようとした。すると乱入女がちょっと待ってくださいとパンフレットを手渡してきて、やけに近い距離で。そのパンフレットには自分の彼氏の浮気疑惑がどんなに確からしいか、どんなに自分は酷いことをされたのかというようなことがびっしりと書いてあって、女の手には同じものが少なく見積もっても100部はあった。びっくりである。というか、ドン引きして、旅館の共用休憩所のようなところに逃げるように向かうと、その休憩所も私が手にしているのと同じパンフレットを持った女たちで溢れており、その話題で持ちきりだった。それもみんなパンフレット女の肩を持っているのである。話を盗み聞くと、その旅館に泊まっている女たちは今パンフレット女派か、その彼氏派の2派閥に完全に割れているらしいのだ。馬鹿馬鹿しすぎる、もーほんとにいや!!ウチはもう自分の部屋で寝る!!と思って席を立とうとした時、またパンフレット女が戻ってきてみなさん聞いてくださいとやり始めた。私こういうものなんですけど、と名刺まで渡された。うさぎの形の名刺だった。休憩所にいる女たちはあり得ないくらい真剣にその女の演説を聞いている。女の肩を持ったとして、どうするつもりなのか。マジで。私はもう耐えられなくて、一瞬話が切れた時に立ち上がり、ほんとごめんなさい、興味ないので…行きますね、さよなら…と早口で言って、早足で自分の部屋へと向かった。休憩所にいた女たちの間で本当にびっくりするほどの、今までの人生で浴びたことのない、これからも浴びることはないであろう声量と熱量のブーイングが起こっていた。もちろん私への。は??何あいつ、マジでないわーー等の声を背中に受け、振り向いたら死ぬと思って部屋まで走ってすぐに鍵を閉めた。受験の合格発表以来の感じで心臓がバクバクしていた。

そのあと私はその旅館にいる全女の敵となって、寝てる間に部屋に刺客が送られてきたりしましたが何故か全員返り討ちにできました。なんでなんだ。

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