地方と都市部の育ちと感性

大分に来てから感じるのは、大分の人は県民性やその土地土地の特徴にすごく興味を持っていると言う事。いわゆる「秘密のケンミンshow」でやってるようなことをよく知っている。
自分の周りにたまたまそういう人が多いだけなのかもしれないけど、大阪や神戸に住んでた頃には感じなかった事だ。
これはおそらく、都市部に住むと自分たちの生活環境に満足して、あまり他の県や地域のことを考えなかったからではないか、と推測する。
地方に住んで思うのは、どことなく地方の人は「ここは何もないから」「田舎だからねー」と、自分の住んでいる土地に劣等感を抱いている人が多いということ。
どことなく自分の住む土地に自信がなくて、周りを見渡して、他の県はどんな感じだろう?と常に気にしてアンテナを張っているからではないか、と思う。
地方の方が食べ物などに特徴があったり、昔ながらの地域の結びつきが強く、いろんな行事を大切にしているから、他の地域と比較する物事が多いからなのかもしれない。

なんとなくこれって人にも当てはまることでは?と思った。
自分に自信のある人はあまり周りには目も暮れず、自分の正しいと思ったことを突き通していく。
自分に自信のない人は、周りはどうしているだろう、周りからの評価はどうだろう?と気にしながら、比較しながら物事を進めていく。

どちらも重要なことで優劣をつけるわけではない。そのバランスが大事なのだろう。
どちらの一面も体験した私はどう振舞っていけるだろうか。

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