卒園式で一人泣いていた写真を見つけて再び胸が熱くなったお話
20年以上も撮り溜めた子供の写真を最近になってようやく整理しはじめました。手に取った順にどっぷりと思い出に浸ってしまうので全くはかどりません…。
(2007年頃まではフィルムカメラを使っていました。フィルムとデータと現像済み写真とが混在しています… )
細切れの時間で整理をしていますので、都度大量の写真を引っ張り出しては片付けてを繰り返しています。 こりゃ簡単には終わらんな…。
というわけで、今回も一枚の写真から思い出を綴ってみたいと思います。
保育園の卒園式の写真です。
後ろの保護者席から見守った我が子の姿。一人だけ泣いていましたね。
この写真を手に取って眺めていると、私の胸にじわじわと熱いものが込みあげてきました。
子供がなぜ卒園式で泣いたのか…
幼い感情がどのようなものだったのか…
心がどう動いて涙を零したのか…
それは当時からわからないままです。しかしそのことよりも、
『子供の心がとても豊かに成長していた』と知ることが出来た…
その感情が鮮明に思い出されたのです。
自分が泣いてしまいそうになるのを必死でこらえて写真を撮っていたな…
そんな場面がよみがえってくるのです。
息子は3月生まれなこともありクラスでは一番小柄でした。同学年のお友達と同じようには出来ない事も多くて、みんなに幼い子だと思われていたことを知っていました。
それでも卒園の頃までには少しずつみんなに追いついて、私の心配ごとも次第に薄れていたと思います。
でも、卒園式の日…
やっぱり我が子はクラスで一番小さかった。
やっぱり小さくて幼く見える。
心のどこかでまた心配がぶり返していたと思います。この良くない感情のまま卒園式を見守っていたのです。ダメな母ですね。
卒園式の後…
園庭で『ういっしゅ』ポーズを決めています…
卒園式中にポロポロとたくさん流した涙のことはすっかりと忘れているようでした。それでいいのです。
元気に明るくみんなとお別れできました。
この時の私に教えてあげたい…
子供はずーっと小さかったけれど、小学校4年生になると背の順が一番前ではなくなります。そして得意なこともいくつかできて、まあまあ生意気に成長します。そんなに心配しなくても大丈夫と。
おしまい
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