2016年に8カ月で30キロ痩せました!
2016年3月の体重は約98キロありました。
(ちなみに身長は約173センチ)
かなりの肥満です。
その当時は高座に上がる度に、着物のお尻の部分が破れ、
『何回縫うねん』
って自ら突っ込むほど、お尻がビリビリし続けておりました。
『これでは、講談師をしているのか、縫い物をしているのか、どっちかわからないぞ。
しかも、縫い物みたいな細かいことをするのは苦手やし、縫い物をしたときは動けないから、終わった後に、足がめっちゃ痺れてるし、いい事なしや…。
ここは思い切ってダイエットしよう』
こう決意しても、やみくもにダイエットの一歩を踏み出しませんでした。
なぜなら、ダイエットの情報が溢れすぎていて、どれが正解か、またはどれが自分にあっているか、わからなかったからです。
『とにかく興味をもったダイエット本を片っ端から読んでみよう!!』
ということで、何十冊も読みました。
そこで、わかったことは大きく次の3点でした。
・太った体のまま運動すると、膝を壊す。
⇒そして、運動が更にできなくなって、また太る。
・糖分、砂糖は、中毒で自分の意思で止めるのは滅茶苦茶、難しい。
⇒無理に止めようとすると、ストレスで食べ過ぎて、また太る。
・世の中には自分の意思で食事をとらない生活をしている人がいる。
これを元に、めんどくさがりの僕が何をできるかを考えました。
まず、運動はしなくていいんです。
というか、運動は肥満の僕には危険なんです。
『そうか、残念やなぁ…。カモシカのように走りたかったのに…。うしし』
次に、食事です。
無理にやめると、途轍もないストレスになるんです。
本によると、『止めたくても止められない』アルコールやタバコ、ギャンブル中毒などと比べても負けないくらいの中毒性が糖分にはあるそうなんです。
世の中には、アルコールやタバコ、ギャンブル中毒から脱却するために、どれだけの努力が繰り広げられているか。
また、耐えきれなくなって起こしてしまった事件が数多くニュースで伝えられています。
『摂り過ぎがわかってるんやから、止めたらええやん』
というレベルの話じゃないんです!!!!
どちらかというと、糖分に寄生されて、糖分なしではやっていけない体になった自分を救えるか、救えないかという決死の戦いなんです。
ということで、『今、自分は決死の戦いをしているんだ』ということを自分自信で理解することからはじめました。
そして、最後の3点目。
ここが大問題なんです。
本当に大問題です。
だって、世の中には餓死する方がいらっしゃるんです。
にもかかわらず、食べなくても生きていけるという方が世の中には存在している。または明言されている方がいらっしゃる。
そこをどのように、自分の中に落とし込むかという問題がありました。
そんな中で食べなくても生きていけると主張する側から
『餓死をする方というのは食べないと生きていけないという思いがとても強いのに、食べることができないことにより、尋常でないストレスがかかり、それにより、体の免疫力が下がり、弱っていく』
というような文章に出会いました。
原因はストレスだと…。
『ここまで極端な考えにはついていけないなぁ…。
でも、ダイエット本がこんなに出版され、インターネットでもダイエット情報が蔓延しているってことは、あるところには食べ物があり過ぎるってことやもんな。
このこと自体が地球の歴史を考えたら滅茶苦茶で異常なんやろうなぁ。
にもかかわらず、世の中には食べ物がなくて餓死する方もいらっしゃる。
この矛盾…。
よしっ!!もう一度、食べるってどういうことなのか、考えてみよう』
という気持ちになったのです。
そんな時に見つけたのが、『偽の空腹』という言葉。
「人間は食べ過ぎが続くと、本当に身体にとって必要じゃないときに『時間が来たから』とか、『今日は何も食べてない』とかの理由で空腹を感じることがある」
なるほど!!!
「そして、偽の空腹は5分ぐらい我慢したら、空腹感がなくなる!!」
なるほど!!!!
「ホンマの空腹は最後に食べてから12時間後ぐらいにくる」
なるほど!!!!!
「最後の空腹から16時間あけると、若返る」
どひゃー!!!!!!
ということで、色んな本を読んだ結果、行きついたのは次の3点でした。
・運動は痩せるまで無理してしない。
・ストレスになるような食事の我慢はしない。
・偽の空腹に騙されない。
結果、この3点に気を付けた生活を送って、8か月後の11月末頃には約68キロまで体重が落ちておりました。
あっ、ちなみに、2016年11月25日が四代目・玉田玉秀斎の襲名披露だったので、そのストレスで痩せたという説もあります(笑)
でも、皆さん、ダイエットの大切なことはそれを維持できるのか!!
はい、現在は、また偽の空腹に騙される日が続き、現在は86キロで安定しています。
とほほほ・・・
でも、このままでは、取材で山登りするのもしんどいし、高座でも足が痺れるし(笑)。
クオリティ・オブ・ライフに問題をきたし始めているので、少しやせようと思います。
新しいダイエットの物語が動き始めた!!
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