物語が動き始めた! 知的好奇心の扉の前までご案内いたします。たまたまの奇跡で講談師になりました♪

スウェーデン語が少し話せる講談師の玉田玉秀斎です。 『物語の力で人々を幸せにした』と言…

物語が動き始めた! 知的好奇心の扉の前までご案内いたします。たまたまの奇跡で講談師になりました♪

スウェーデン語が少し話せる講談師の玉田玉秀斎です。 『物語の力で人々を幸せにした』と言われる玉田永教の流れを組む玉秀斎の四代目を『たまたま』継がせて頂くことになりました。 先代・玉秀斎は猿飛佐助、霧隠才蔵など真田十勇士を世に広めたお方でした。

最近の記事

羽衣国際大学 講義録

2023年の前期に引き続き、今年度も羽衣国際大学の南大阪地域学(総合講座B)の授業をさせて頂いております。 この授業では学生の皆さんに、自分の知らない世界に続く扉を開ける方法を体験して頂きたいと願っております。 皆さんは『南大阪』について考えたことはあるでしょうか? 殆どの方は『ない』と思います。 実は僕のふるさとは南大阪なんです。 具体的には藤井寺や富田林に住んでいました。 藤井寺では近鉄バファローズの試合を見に行ったり、藤井寺野球場で少年野球の試合をさせて頂いたりし

    • 読書ノート(ダイエット編)1

      新生活を楽しくするために、体重を減らしたい!! そして、ダイエットは読書に限る。 と言う事で、ダイエット関係の本を色々と読むことにする。 まずは薄い本から、 工藤孝文著『緑茶コーヒーダイエット』日本実業出版社、2018年 工藤さん、減量外来ドクターという肩書がついておりました。 しかも、副題が「元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる」です。 ページ数も93頁であっという間に読めます。 内容は、緑茶とコーヒーを1:1で割って飲めばいいというもの。 簡単!! ホ

      • 痩せモード

        40歳前後で30キロの減量に成功しました。 98キロ→68キロへの減量! その頃に襲名披露が決まり、何となく見た目を気にする時期でした。 また、正座をするとお尻の部分が破れることが続き、着物の数が限られている中、減量は喫緊の課題でした。 そこで、僕がしたことは本を読む事でした。 本を読むと心が決まるので、その後の行動がしやすいのです。 無事に68キロとなり、玉秀斎襲名も終わり、何となく過ごしていると気づいたら、体重が増えていて、先日92キロになっていました。 正座をし

        • 『船場トンデモ人物伝~クロストークと即興講談の夜~』第23回【長堀通編】

          講談師・玉田玉秀斎&大阪まち歩き大学・陸奥賢『船場トンデモ人物伝~クロストークと即興講談の夜~』のSeason1、全23回が終了しました♪ と言っても、Season2は4月25日㈭からすぐにはじまります! Season1に全く参加していなくても、何の問題もなくお楽しみ頂ける内容ですので、どうぞお楽しみに♪ この23カ月で、無くなった老舗やなくなった建物があり、船場の風景が随分と変わりました。 これを見るだけで、日本の町の作り方が見えてくるかもしれません。 船場地域の定点観測

          ファジアーノ岡山の凄さ!! その2 (公演情報付)

          お伺いした話を講談調に物語にさせて頂きました。 (僕の聞き間違い、勘違いがあったらすみません。その場合はまた教えて下さい) その昔、岡山にプロスポーツはなかった。 その中で、 「これでいいのか。本当にいいのか。いいや、いいはずがない」 と人々が声が上げ始めた。 「岡山の人々にもプロスポーツの感動を与えたい。身近にプロスポーツがあれば、子供たちは新しい夢を持つことができる。子供たちに本物を見せる文化を届けたい」 心からの言葉は人々の心を打ち、そして、その熱き心は行動を促した。

          ファジアーノ岡山の凄さ!!(公演情報付)

          ファジアーノ岡山の凄さは「講談でファジアーノ岡山15年の歴史を語ったら面白い」と思われたことです。 今まで誰もしなかったことをするのは、本当に勇気のいることです。 もしも失敗したら、 「なぜ、講談なんかしたんだ!試合前の大事な時に!!!!」 と怒られるのは当然です。 その恐怖を乗り越えて、ご依頼を頂いたんだと思います。 そもそも講談は人の歴史を語るものです。 そこに左右に分かれる道がある時、 「右にいくのか、左にいくのか」 どちらかを選択しなければなりません。 そこに留まる

          45歳の講談師が修士号を取ろうとしたら… その7 (公演情報付)

          仕事をしながら、大学院に通うことで最も気をつけなければならないことは体調でした。 僕の場合は修士論文の大詰めの12月末から体調不良が開始しました。 そこから2ヶ月たった今でも万全の体調に戻っておりません。 まだ、修士論文の発表会を控えており、まだまだやる事が山積みです。 体調不全の発端は仕事でした。 僕の仕事は講談ですので、多くの人の前で90分~120分を1人で話すことがよくあります。 ちょっと待て、普通は講談1席30分ぐらいだろう?! と思われた方、正解です!! 普通は

          45歳の講談師が修士号を取ろうとしたら… その6 (公演情報付)

          「大学院は研究するところで、教えて貰うところじゃない。」 この言葉が身に染みた2年間でした。 もちろん、とても多くの事を教えて頂きました。 くずし字(まだ全然使い物になりませんが…)、多くの文献、多くの論文、多くの研究者の業績(先行研究)、大学院に通わなければ(オンラインだったので通っておりませんが…)、学べなかったことが沢山ありました。 そんな中、指導教官の吉丸先生がおっしゃられた言葉がとても心に残っています。 「あなたが書く論文の内容は、あなたが世界で一番そのことにつ

          映画「天外者」の凄さ!! (公演情報付)

          映画「天外者」は五代友厚を主人公にした映画です。 主演は三浦春馬さん。 この映画は大手の映画ではなく、五代プロジェクトが中心となり、多くの方が参加しながら作った映画なんです。 素晴らしい出演者、関係者、スタッフに恵まれて、この映画ができました。 そして、この映画の凄いところは、四人の講談師が出演させて頂いております。 日本全国に100人ぐらいしかいない講談師の4人ですからね、本当に凄いことです。 この映画になぜ四人も講談師が出演できたのか。 兎にも角にも、旭堂南鷹兄さんで

          マンガの凄さ!! (公演情報付)

          大学院の修士論文(ヒーロー忍者について)提出、そして口頭試問終了と最初の峠は越えました。 でも、まだ終わっておりません。 査読論文の締め切りが目の前! 最後の追い込み。 それでも、普段の公演は待ってくれないのです。 基本新作の僕は公演前の準備が多いのです。 それでも、 Show must go on!! やるしかない♪♪ そんな中にも関わらず、修士論文提出と口頭試問が終わった気の緩みがでました。 (緩めてる場合じゃないとはわかっているのですが…人間は弱い!!) マンガが読

          本棚の凄さ!! (公演情報付)

          三重大学大学院 人文社会科学研究科 地域文化論専攻 専門科目「忍者・忍術学」というところで研究をしております。 と言っても修士論文を提出して、あとは口頭試問待ちの状態です。 口頭試問は「泣くぐらい厳しい時間になる」とのこと、今から気が重いです。そんな状態でも、舞台は待ってはくれません。 Show Must Go On!! 講談の世界は古典講談の演目もあれば、新作・創作講談もあります。 古典講談は、豊臣秀吉の太閤記、真田幸村の難波戦記、水戸黄門漫遊記、赤穂義士伝などなど、い

          松尾芭蕉の凄さ!! (公演情報付)

          伊賀上野で開催された松尾芭蕉生誕380年のイベントで講談『松尾芭蕉』の物語を語らせて頂きました。 そこで公演前に学芸員さんに松尾芭蕉について少し教えて頂きました。 その中でヘェ~っと思ったのが、「松尾芭蕉がしていた俳諧とはどういう存在だったのか」という事でした。 皆さんは、その当時の俳諧の地位を御存知ですか? 俳諧によく似たものに、漢詩、和歌があります。その順位をつけることができますk? 答えは 1位 漢詩、漢文 2位 和歌、連歌 3位 物語 4位 俳諧 なんです。

          45歳の講談師が修士号を取ろうとしたら… その5 (公演情報付)

          45歳になって、大学院で「もう一度学ぼう」と思うことはあまり一般的じゃないのかもしれません。 それもそのはずで、45歳前後は、仕事をしている方にとってはノリに乗っている方が多いんじゃないでしょうか? 責任ある立場で、リーダーとして率先し、バリバリ仕事をする。 また、仕事をしていない方も、生活の中で一つのルーティンができて、その中で日常を気持ちよく過ごしている。 経験と実力と体力のバランスがちょうどいいのが45歳前後のような気がします。 そんな中で、敢えて大学院に行く理由が

          45歳の講談師が修士号を取ろうとしたら… その4 (公演情報付)

          修士課程の2年目になると、古文書の読み方をご教授下さった高尾先生がよく仰られるようになった事があります。それが、 「論文は提出間際になると、絶対に、百パーセント、不測の事態が起こるから、早めに、早めに、早めに、早めに、早めに、進めた方がいいですよ」 ということでした。 その不測の事態とは ・データが飛ぶ ・交通機関が止まる ・急に仕事が忙しくなる ・体調が悪くなる ・身近な人の対応に追われる などなどです。 つまり、論文に向き合えない状況が必ず起こるとのことでした。 そこ

          45歳の講談師が修士号を取ろうとしたら… その3 (公演情報付)

          大学は法学部だったので、卒業論文はありませんでした。 卒業論文がある法学部もあるそうですが、ない法学部の方が多いんじゃないでしょうか。それだけ学部レベルで法学の論文を書くのが難しいということだと思います。 そんな論文未経験者の僕が修士課程ではじめて論文を書く事になりました。 修士論文を書くにあたって指導教官に仰って頂いたことは 「書く論文の内容について、世界で一番知っている、わかっている、理解しているようになって下さい」 との事でした。 「なるほどなぁ~」 と感心したわけで

          45歳の講談師が修士号を取ろうとしたら… その2 (公演情報付)

          学生時代に積極的に勉強した経験はないんです。 ただ、時間を忘れて本は読んだ経験はあります。 落合信彦のモサドの話、ケネディ大統領の話など、 五島勉のノストラダムスの大予言の話など、 遠藤周作の狐狸庵先生のエッセイなど 五木寛之の「青春の門」やエッセイなど 星新一のショートショートなど を読んだことを覚えています。 ちなみに内容は殆ど覚えていません。 小学校の時には、推理入門マンガシリーズ的なモノを何時間も読んでいました。 BGMは久保田利伸さんの「ミッシング」。 小学校の