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「ストレス対処法」・・・誰にでも起こりうることへの対処法。


笑福亭笑瓶さんが亡くなった。


誰からも愛されていた笑顔の人が亡くなって、本当に寂しい限りだ。
病名は「急性大動脈解離」という事だが、この病気は本当に油断できない。誰もが罹りうる病気なのだ。


参考になるかどうか分からないが、私の友人の話をここに記したいと思う。


○「Aさんの場合」
Aさんは朝の通勤途中の満員電車で胸が苦しくなった。尋常ではない苦しさなので、途中駅でホームに降りて少し休もうと思ったそうだ。
結果的にはこれが良かった。


Aさんは、ホームのベンチで5分ほど休んだが、一向に
良くならない。苦しそうなAさんが気になった駅員が声を掛けてきた時には、顔を灰色、脂汗が頬を伝わるほどで、本人も「これは異常だ」と思い、駅員に救急車を呼んでもらい、ホームからストレッチャーで運ばれることになった。


幸いなことに、その駅は大学病院の最寄り駅で、
すぐさまその大学病院の救急外来(ER)に入る事となった。

医師の診断は、急性大動脈解離。
血管が縦に裂けている状態だったらしい。


すぐに緊急手術。

6時間に及ぶ手術で、どうにか一命をとりとめた。

その後一か月入院し、仕事に復帰したが、
胸には大きな手術痕が今も残っている。

Aさんは50歳代。
煙草は吸わないし、酒もそれほど飲まない。
唯一、原因と思われるのは、職場でのストレスだそうだ。

嫌な事に出会ったり、思い出したりした時には、
実際に止めなくとも、声に出して「止める!」と言って見たり、心の中で、「ストップ! 考えるのはここまで」と繰り返すのが良いらしい。

そして、一瞬でも嫌な考えが止まった(消えた)隙に
日常の良かった事やこれまでの人生で楽しかったことなどを思い出して、その隙に詰め込むようにイメージするのだ。

すると、嫌な事が心の中で駆逐されていくそうなので、
皆さんもやってみると良い。


私はよく会議中にこの方法を使って発散していた。

会議で何かを発散しなければいけないなんて、
なんて生産性の無い会議だったのだろう。
今思い出しても疑問の山である。


話がそれたが、Aさんは大学病院の傍の駅であったこと、駅員の判断が早かった事、ERも集中治療室も空きがあった事など幸運が重なって、無事日常生活に戻れるまでに回復した。


入院中にAさんは、やはり自分の生き方などについて考えたそうである。
その後は、職場の人に何を言われても、なるべくストレスのない仕事を選んでいるという。まあ、職場の人もそんな大事が起こったのだから、無茶な仕事を振る訳にはいかないだろう。
とにかく、ストレスは万病の元。皆さんも無理をせずにお過ごしください。

笑福亭笑瓶さんのご冥福をお祈りします。

     おわり



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