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アメリカにあって日本にないもの〜挑戦の文化

よく言われるのが、アメリカ人は「挑戦者」が好き。というフレーズ。
国別のユニコーン企業数を見ても明らかにアメリカには挑戦の文化が見て取れる。

分類別・国別ユニコーン企業数(2010~2018年)
出典:文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
https://www.nistep.go.jp/sti_indicator/2019/RM283_56.html

一方で、日本では保守的な文化が根づいており、自らが挑戦者を目指したり、挑戦者を応援する人はまだまだ多いとは言えない。

このアメリカにあって日本にないもののギャップはどうして生まれたのだろうか?

過去には日本にも挑戦の文化があったと思う。戦前・戦後、特に戦後の日本人の活躍は目を見張るものがあったと思う。

そこが変わってしまったのは、バブル崩壊後の教育にあるのではないか?という仮説をたててみる。

バブル崩壊で日本の経済は一変した。そのせいで不利益を被る人も多くでた。そこで学んだのが一瞬で世の中が変わるリスクだ。リスクを恐れ、堅実な生活基盤を築こう。このようなマインドが生まれたのではないか?

2000年代に入るとモンスターペアレントという言葉も出てくるようになった。それによって教育の世界に親の考えが徐々に組み込まれていく。世の中を達観して見られる優れた教育者がいたとしても、リスクを恐れる親の思想を汲まないといけない状況が、より保守的思考を高めていったのではないか?

そんな勘ぐりをしてしまう。
検証もしていないので仮説が正しいとはもちろん言えないが、教育が文化を改善していくのは間違いない。受け入れられるリスクを想起して、そのリスクを超えない程度に行動を促していくことで、日本にも挑戦のマインドを築いていけると信じている。

UnsplashWesley Tingeyが撮影した写真

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