2024 #27 松本 × 大宮
※サムネは今年の前半戦のものです。
安永出場停止、山本康in。大宮はnack5で戦った前半戦からWB茂木、そして最前線にオリオラサンデーの2人が代わっている。
観戦メモ
前半
5分までは大宮ペース。早めにオリオラサンデーめがけて蹴ってくる。
6分、持ち上がるヒグチからジロー。カットインしてシュート。流れが松本に変わる。
11分、ジローにマッチアップする泉のシュート。互いにカットインからゴールを狙う。
ジローとヒグチのレーン交換がいい流れ。
13分、アルトゥール・シルバのシュート。
2列目の石川と杉本がサイドに流れる、そこにボールが収まるとプレッシャーがかからない所が気になる。
19分、松本が奪っての攻撃。シュートまで行けなかったが、その流れから松本が保持する。大宮は5-2-3でブロック。揺さぶるもなかなか打開点を見つけられず。ロングスローとCKで人数をかけてゴールを狙う。
大宮のブロックを組んでの守備時、WBがそこまで高い位置を取らない。ここは前半の大きなポイントになっている。
36分、アルトゥール・シルバにイエロー。前半戦でもイエロー出ていたような。
37分、松本のCK。チャンス、シュートで終わる機会は松本の方が多い。大宮は連携して守備をしている感じではなく、個人個人で取りに行っている感じがする。
前半終了(0-0)
大宮はそこまで人数をかけて攻撃しない、守備時も結構重心は低い。対する松本も流れから取ったCKやロングスローを使ってこじ開けようとしていて、いつもの松本山雅だなって感じで少し単調な攻撃だった。ジローはマークが厳しくなり、岐阜戦のような打開がコンスタントに出せなかった。
後半
一進一退の後半の入り。互いにセットプレーからチャンスを作る。
54分。ヨネ→村越→浅川、枠外。楔のパス、前線の距離感ともに崩しとして最高の形。56分にも村越の左サイドクロスから浅川もわずかに合わず。立て続けに惜しいシーン。
59分、山本康→ヨネ→浅川。浅川の動き出しとタイミングがばっちり。
67分、大宮先制。右で小島茂木で崩し切り、クロスにオリオラサンデーが合わせ、石川が押し込む。松本としてはまずい守備ではなかったが、サイドで意外性のあるパスで崩されてしまったのが悔やまれる。
大宮に先制を許したことで、5バックで守る大宮を崩すのが更に難しくなった。
ジロー&村越out、佐相滝in。村越はかなり効いていたのでここで下げてしまうのは少しもったいない気がする。
大宮は5-4-1でブロック。ある程度松本に持たせる形で時間だけが過ぎていく。持たせてくれる中でセットプレーで活路を見出していく。今日は菊井のキックが合っていない感じがする。
94分、滝→山本龍→宮部のシュート。村上のゴール前必死のクリアに遭い得点ならず。
試合終了 0-1 敗戦
やりたいことが全然できなかったわけではないが、かと言ってねじ伏せるほどの強度で攻撃できたわけでもなく、大宮のワンチャンスに沈んだ。大宮側にも似たようなことが言えて、松本を圧倒するようなサッカーではなく、むしろ慎重だった。5バックでやりたいことをやらせないで勝つサッカーだった。内容は五分五分だったと思う。
ヨネの縦パスで何度かチャンスが生まれた。サイドも深い位置まで侵入できた。カバーリング範囲の広い山本康によって中央で崩れるシーンは多くはなかった。
2列目の杉本、石川のファジーな動きに対処しきれていない部分は気になった。ただ、オリオラサンデーを封じることもできた。
でも、勝てなった。追いつくことさえできなかった。一番きつい時間に決められ、試合をクローズさせられた。
勝ちパターンの実績、首位の自信、選手層、前半戦でやられたことによる「やり返してやろう」というモチベーション、そういうものの積み重ねが勝負を分けたのかもしれない。
あれを決められていれば勝てた、決められるように練習します。
そんなコメントを負けるたびに見ている気がするが、残された試合が少なくなっていくなかで、どうやって得点を増やし、失点を減らし、どんな相手でも同じような内容が表現できて、交代で盛り返し、勝利に繋げるのか。試合を通して、もっとこちらに伝わるように表現してほしいと思う。