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2024 #26 岐阜×松本

※サムネは昨年行ったときの写真です。

久々に観戦記を書く。天気が良ければ現地で応援しようと思っていたアウェイでの岐阜との一戦。帰りのバスを予約していたけれど、結局キャンセルしてしまった。


富山戦から結構メンバーをいじってきた。前線はジローがついにスタメン入り。村越がスタメンに復帰。
中盤の構成は変わらないが、ベンチには住田が入った。岐阜で2点取っている住田くんの爆発に期待。ところで山本康どこいった。
DFは宮部出場停止でノノと常田でコンビ。ベンチにはジヨが入る。また佐相がどこで使われるのかも気になるところ。

前節大勝で連敗を止めた岐阜のメンバーは、その横浜戦と同じスタメン。イ・ヨンジェって今岐阜にいるのね。


観戦メモ

前半

松本のマイボール時、岐阜は激しく前プレスしてこないので、ワイドにピッチを使うことが出来ている。常田の縦に刺すパスも効果的。ジローと菊井が近い距離で回り始めるとなにか起こりそうな予感を感じさせる。

岐阜はロングボールを多用してくる印象。いわゆるキックアンドラッシュ。24粟飯原を背後に走らせて、16西谷が付いていく。22分には右SB石田が裏に抜け出すサイドのパターンも見せる。

松本の気になるところは、中盤の守備に転じた時のトランディションやイーブンな浮き球への対応。相手のチェイスにバタついて苦し紛れに手放すシーンはここ数試合を通して気になる点。17分には安永がイエローを受けてしまう。

13分、岐阜のチャンス。これまでロングボールだった岐阜が、左でつないで右の新垣が中でダイレクトで合わせるも枠の外。28分の西谷のシュートも左サイドから。

26分、先制!(0-1)村越のスローインを常田がニアで逸らせて一瞬ぽっかり空いたゴールマウスに樋口!セットプレー時の常田の逸らしも、樋口の飛び込みも松本の十八番になっている。試合の流れとは関係なく点が取れたのはかなり大きい。ニアに消える常田の動きに相手がついていけなかったところで、ほぼ決まったようなものだった。

29分、カウンターから浅川→ジロー。カットインからのシュートは相手に当たってCK。当たり方によっては枠行ってたかも。ジローという武器を存分に使えている。

岐阜はライン自体は上げるも、取りどころを限定している感じもなくズルズル下がってくれているから、松本としては簡単に組立と展開を作れている。相手陣地でボールを持てる展開になるとヨネと安永がイキイキする。

40分、岐阜の右サイド、新垣から粟飯原。大内がブロック。

前半の終わり際には、岐阜の波状攻撃。サイドから攻めてくるパターンが増えてくる。庄司など中央の選手が絡んで小刻みにつなげて運ぶ。
できればボックスに入れる前の段階、中央やサイドで距離をもっと詰めて、もっと早い段階にせき止めたい。


前半終了(0-1)

先制前後はしばらくチャンスが作れていたが、前半を通すと岐阜のチャンスのほうが若干多かった印象。ジローと菊井が近いとなにか起きそうな期待が湧く。岐阜はロングボールからサイド攻撃に切り替えて、サイドから何回か松本ゴールを脅かした。

ただ、リードしているのは松本。このリードで相手の焦りを誘いたい。

ちなみにジャッジはいまのところいい感じ。


後半

48分、いい守備から奪い取って攻撃へ。相手をサイドに追い込み、安永で奪い切る。そのまま右サイドからカウンター。シュートまでは持ち込めなかったが、岐阜のやりたいことをひっくり返すことが出来ていた印象的なシーン。

51分、荒木→粟飯原→荒木でフィニッシュ。岐阜は後半も左サイドが脅威。

マイナスに折り返されると、一瞬足が止まってしまいピンチになるのが怖い。

ジローによるチャンスが連続で生まれる。
54分、サイドチェンジからジロー→樋口→浅川、シュートは枠上へ。ジローを追い越す樋口の縦関係も、樋口のラストパスもよい感じ。
57分、またジローのドリブルから最後は菊井。完全にジローは攻撃の起点になっている。菊井は一瞬フリーでボックス内で持てたので、決めたかった。

60分を過ぎて、オープンな展開になり出す。若干岐阜の方が戻れていない。

67分でジローは交代。攻撃だけでなく、取られた後に文句を言わずにすぐに切り替えて愚直にダッシュで戻る姿など、メンタリティーの部分でもチームに刺激を与えてくれる存在だと思った。あれだけボールを裁いているのにファウルをそんなに受けないというのも、ある意味相手が懐に入れないようにする技術によるものなんだと思う。

70分、ノノoutジヨin 菊井out翼in この時間で菊井が下がるのは少し珍しい気がする。

76分、松本のロングスローから失った流れで、入った藤岡→荒木一人によるドリブルカウンター。

お互いに戻り切れないシーンがあり、お互いに一発でまくる狙いを出してゴール前でのシーンが増える。岐阜も松本もサイドの深い所まで運んでクロスという形が多く、かつ中で合わせる人が足りていないのも共通している。一進一退。

今日の村越めっちゃよかった。フィジカルを存分に活かしていた。

岐阜はなんとか繋いでこようとするが、松本の読みが勝って引っ掛けて奪えている。


試合終了 0-1 勝利!

まさに前回noteを書いた第16節の鳥取戦以来のアウェイでの勝利。苦しみながらも走って粘って掴み取った美しい勝利。得点こそ1点だったが、スタメンのジローが相手を引きつけることで、バリエーションが増えたと思う。その中でゴールはセットプレーから常田のニア逸らし、樋口の突っ込みなど結局やってきたことで勝敗を分けたことも大きい。

終盤はお互いに脚も止まって打ち合いになったものの、しぶとく守って、上手く時間を遣って、結果に繋げることができた。自分たちのやりたいこともある程度できたし、それ以上に相手のやりたいことを消すことでの勝利だった。


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