2024 #13 大宮×松本
最高を取り戻せ!
大宮にJ3とは何かを教えてしまいました。どう表現したらいいかわからない!!!!すごい嬉しい!!!!!俺の誇り!!!!!
終盤まで押していたものの、得点自体は入る気配がなかったこの試合。終盤に何とかこじ開けて、追加点で畳みかけて2-0。アウェイで完勝です。
良かった点を羅列します。
1.ロングボールで打開
前からプレスに来る大宮に対し、普段のようなビルドアップは減らして、松本は無理だと判断したら前に蹴る選択をしました。リアリストでした。
単純に捨ててしまうと苦しいままなのですが、ツバサと隼人が連動して動いていたことで大宮の3バックにプレッシャーをかけることができて、陣地回復に成功しました。
前線はめちゃくちゃ動き出しよかったです。あわやそのまま1対1の局面が作れそうなほど。前半の終わり際にバックラインで無理して繋げて危ないシーンがありましたが、普段よりは割り切って蹴り出していました。
プログレッシブは、必ずしも繋いで前進することだけじゃない。前が連動して、収まれば、それもプログレッシブの一部。バリエーションが増えてきたとポジティブに考えています。
2.要を封じる守備
ネームバリュー的に最大の脅威は23杉本なのですが、私は左WB14泉に自由を与えないかと、アンカー7小島に触らせないかが守備で大事だと考えていました。結果的にはどちらも上手く封じることができていたと思います。
泉に対しては、必ず2人で対応。佐相のプレスバック・馬渡の距離の詰め方もよく、いくつかピンチはありましたが、そこは大内がビッグセーブ。基本は自由なドリブルをさせませんでした。小島については、ツバサが1.5列目の位置からプレスに行っていました。というかほぼ守備に回すことができていました。
そもそも陣地回復で守備の時間を物理的に減らすという作戦も成功だったと思います。
3.やり切る
最近の山雅でいいなと思うのが、「やり切る」シーンが増えてきていることです。クロスを上げ切る、シュートを打ち切るなど。中途半端に取られてしまうと、それだけでカウンターのリスクが生じます。
# 深い位置まで侵入し、勝負。相手に当てて、確実にCKを獲得する。
# バイタルで持てたら、シュートを打ち切る。ミドルレンジからでも。
この試合、藤谷の右SBは完全に当たりでした。1G1A。MOMの働き。隼人へのドンピシャクロスもさることながら、前半から惜しいミドルを放っていて、後半の追加点に繋がりました。
カットインから馬渡・ヨネのミドルもありました。それ以外でも相手のブロックに遭いながらも、「打って終わる」というのが大事だと改めて思います。
なぜ八戸には負けた?
大宮:勝っている=良さが出ている=対策が立てやすい。
八戸:勝っていない=良さやストロングポイントがわかりにくい=対策が立てにくい。
実力はあるけど、相手によって油断とか、「まあいけるっしょ」みたいなのがあって、本領(?)を出せる試合出せない試合があります。
特にJ3のボトムハーフはどこに特徴があるのか試合を通してもわからないところがあり、そうなると自分たちの良さを出して勝とうとするのは、自然と言えば自然な流れだと思います。勝ちたい!って執念だけを持ってくる。
かといってこちらがやりたいことを完全に具現化出来ているわけではないから、たちまち複雑怪奇な内容になる。
ルヴァンカップでも山口と福岡とPKまでいってる辺り、相手を封じようとする試合の方がいい試合をする印象です。逆に自分たちが下手に主導権握れる方が難しくしている傾向。
勝っていない相手の方が対策が難しいことはわかりますが、どんな相手でもできるだけ同じように準備して戦ってほしいと思います。
とはいえ隼人は3試合4ゴール、なんだかんだ4試合で3勝。バリエーションも増えてきて、やっとエンジンかかってきたかもしれません。
そしてこのドラマチックなゲーム!それ以前にこの試合は無敗大宮にアウェイで勝ったことがめっちゃうれしい!ハッピーハッピーハッピー!
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